topimage

2017-04

海からの贈り物 - 2016.11.13 Sun

昨日拾った桜貝、砂を落として並べたら、とても綺麗でした。
IMG_9636a.jpg
並べた桜貝
まるでピンクの蝶のようで可愛いです。
何かをするつもりで集めたわけではありませんが、砂浜で踏みつぶされるよりは持ち帰りたかったんです(笑)

こうして集めて並べたところを見ても、浜に打ち上げられた状態を見ても、桜貝を見ると思い出すのが安房直子さんの『海からの贈り物』という童話です。

病気のお母さんと二人で暮らすかなこは、夏の終わりのお祭りの日、久々にお小遣いとしてお母さんから50円玉を二つもらいました。貧しいのでお祭りは見ること専門だったかなこは、胸躍らせて自分とお母さんに50円ずつの買い物をしようとお祭りに行くのですが、その値段で買えるものはほとんどありません。
その時、「一袋50円だよ」と声をかけてきたのは、青いネッカチーフをつけたおばあさんで、リンゴ箱一つ置いただけのお店に売っていたのは貝殻でした。
海辺の町のお祭りなのでさすがのかなこもがっかりするのですが、桜貝ばかり、しかも艶があって本当にきれいだったので一袋買ったのでした。
桜貝のサクサクいう音に誘われて浜辺にいくと、そこには青いネッカチーフをしているおばあさんがたくさんいて、桜貝でおはじきをしていました。
混ぜてもらって一緒におはじきをするかなこですが……。

続きが気になる方は、読んでみてください(笑)
単独では出版されていないのか、検索しても出てきません。
私が読んだのは、以下の本の中ででした。(短編がいくつか入っています)
4061381288だれにも見えないベランダ (講談社文庫 あ 12-3)
安房 直子 杉田 豊
講談社 1981-05-15

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中学生から高校生の頃、安房直子さんの描く現実と非現実の中間のような世界が大好きで何度も読み返していました。
最近は読んでいませんが、何かの拍子に当時頭の中に描いていた光景が鮮やかに蘇ることは、今もこうして続いています。

再開 - 2016.05.25 Wed

実写版の『鋼の錬金術師』のキャストが昨日だったか発表されました。
実写化される、という話が3月に出た時、我が家で話題になって、その時私が最後まで読んでいないこともチクチク突かれました。
その時、自分が一体何巻まで読んだのか、全く思い出せず、次男や夫に誰が死んだか聞かれても、登場人物の名前がまるで出てこなかったので、「読んでいないも同然」と判断されてしまいました。
次男が「読んで」としつこく、探したら簡単に全巻(全27巻だっけ?)見つかったので、最初から読み返すことにし、二、三日前から読み始めました。

オフ日だった今日、7~11巻まで読み、ようやく以前読んだのは8巻の最後か途中までだったことが判明しました。
8巻なんて、まだまだ序盤でした。
ふと、思うことがあって出版日を調べたら、2004年の8月になっていました。
じゃあ、9巻は?と調べたら、同じ年の12月で、納得しました。
私、2004年の9月の終わりか10月の初め頃に「不死鳥の騎士団」の37章を読んで、スネイプ先生に夢中になって、その頃読みかけだった漫画の続きに全然興味がなくなってしまったんです。
2005年9月に、「半年以上漫画を読んでいない」と書いています。「マンガ」多分当時も半年どころか一年近く漫画を読んでいなかった、ということだと思います。
まさか11年以上のブランクを経て、再び読む日は来るとは、正直思っていなかったです。

ごはんのおとも - 2015.11.07 Sat

先日、まだ長男がうちにいた頃、一冊の本を買ってきました。
本屋で立ち読みしてあと少しで読み終わる、という時、「どうしても作者を応援したくなって買ってきた」という漫画本です。
薦められて読んだら、確かにとても良い本でした。
大事に大事に読んで、今日読み終わりました。

4408414026ごはんのおとも
たな
実業之日本社 2015-02-13

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短編集になっていて、それぞれ主人公が違うのだけど、どこかでつながっていて、それぞれにドラマがあって、切なくてちょっと涙が出てしまうお話しもあって、どの話にもごはんのおともとして食べたくなるような美味しいものが一つづつ登場して、盛りだくさんな本です。
ネタバレは避けますが、各話とは別に小さな物語があることに途中で気付いて、ずっと疑問に思っていたことが最後で明かされ、「あっ」と言わせてくれたのもすごく良かった。
読後感も爽やかだし、レシピも載ってるし、おススメです。

長期連載漫画 - 2014.03.06 Thu

昨日、次男が突然彼女を連れてきました。
駅から電話があった時はうろたえましたが、居間の諸々の散らかりを最近空いたばかりの娘の部屋に放り込んでなんとか体裁を整え、迎えました。
紅茶を淹れて、一緒に飲みながら少し話したのですが、その時好きな漫画の話になりました。
お父さんの影響で好きになったという漫画のタイトルをなぜか次男には内緒にしているということで、私も教えてもらうことはできませんでしたが、いくつかヒントをもらったので今でも考えています。

お父さんは私と同学年である。
お父さんが好きなその漫画は、今も連載中である。
多分、少女漫画ではない。

その時私は「ゴルゴ13」とか「こち亀」とか「ドカベン」などを挙げたのですが、反応が微妙でこの中に含まれるのかどうかわかりませんでした。

で、今日長期連載の漫画ってどれくらいあるんだろう?と調べてみたら、結構あるんですね!
50年以上続いているものとか。
「小さな恋のものがたり」がまだ続いていたり、「こち亀」は週刊だから巻数は多いけれど年数から見たらもっと長い作品がたくさんあったり、驚くことはいくつかありましたが、一番驚いたのは、「わんころべえ」がまだ「なかよし」に載中だと知ったこと!
ついさっき知って、本当に驚きました。
私が小学生の時に見ていたキャラクターですよ!
小学生の時、図工だったか家庭科だったか、何か染物をする時にわんころべえがテニスしている図案か何かで枕カバーに絵を描いた覚えがあります。
うちの娘は小学生時代「なかよし」は買ってなかったから気付きませんでした。
いや、ほんとびっくり!「キャンディ・キャンディ」を読みたくて買っていた「なかよし」に載っていた「わんころべえ」がまだ連載中だなんて!!!

ホッツェンプロッツ - 2013.06.08 Sat

先日、コーヒー挽きが手に入った時、大どろぼうホッツェンプロッツを思い出しました。
私が子どものころ読んだ本です。
確か最初は、学校に人形劇の劇団が来て、ホッツェンプロッツのお芝居を見せてくれたのが始まりだった気がしますが、本を読んだのが先だったかもしれません。
私より妹がハマって、全3巻のシリーズは、妹の本でした。誕生日のプレゼントなどで揃えていったのだと思います。
4036082515大どろぼうホッツェンプロッツ(全3巻)
オットフリート・プロイス
偕成社 2012-04

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なぜコーヒー挽きからその本を思い出したかというと、シリーズ最初で主人公の男の子カスパールのおばあさんの大事なコーヒー挽きが大どろぼうのホッツェンプロッツに盗まれてしまうからです。
カスパールと親友のゼッペルがそれを取り戻しに行く、というのが大まかなストーリーですが、なかなかハラハラドキドキするお話で、読み始めると引き込まれるものがありました。

コーヒー挽きは、家にあるのとは違って上で回すタイプだった気がします。
回すと「5月はものみなあらたに」という曲が流れてくることと、最後にこのコーヒー挽きにちょっとした変化があることも覚えています。

そうそう、どろぼうだけでなく、魔法使いも一人出てきました。
尖った三角帽をかぶった魔法使いの挿絵と、その魔法使いはジャガイモが大好きだったことを覚えています。
食いしん坊な私は、シリーズに出てくるジャガイモ料理とかソーセージとかザワークラウトとかに結構惹かれたものでした(笑)

何年か前に実家から借りてきて、我が家の子どもたちにも読ませたか読み聞かせたかしました。妹の本なので、読み終わると実家に返してしまったので、詳細を確認できないのが残念です。
ネットで何かわかるかと調べようとして驚きました。
作者のオトフリート・プロイスラーは、今年の2月に亡くなっていたのです。
つい最近じゃありませんか!
89歳だったそうです。

もう一つ驚いたのは、この人形劇が今年の8月公演されるということでした。
ひとみ座公演情報
まだやってたのか!と思ったのですが、14年ぶりみたいです。
大ドロボウホッツェンプロッツ
キャストの人形を見ると、私が昔見たのと同じようです。学校での公演もやっているみたいで、今もどこかの小学生や幼児が楽しんでいるのでしょう。
コーヒー挽き繋がりでなんとなく調べたら、思いがけないことが色々わかって、感慨深いです。

パラレルワールド - 2012.10.06 Sat

先日の一人旅では、ホテルで読書をするのも楽しみの一つでした。
今回持っていった本は、ハリー・ポッターではありません。

二週間ほど前の家族旅行の際に、“肩が凝らず、それでいて心に残りそうな軽い読み物”はないかな~と考えて、何ヶ月か前から母に借りっぱなしになっていた本を持って行きました。

大正解でした。
さすがベストセラーになっただけあって、引き込まれる内容です。
面白くて、夫がスピード違反で捕まった時も読んでいたくらい。一日で4/5読んで、急に勿体無くなり、残り1/5は次にまとまった時間が出来た時に読むと決めていました。
そこで、次の一人旅の時に続きをじっくり読んで、読み終わってから眠りました。

何が良かったかというと、主人公の人柄が、私の考える素のスネイプ先生というかセブルス少年に重なっていたところです。
セブルス少年が、環境次第ではこういう方向に進むこともできたのではないかと感じさせるものが、その本にはありました。
もちろん、魔法もイギリスも出てこない日本が舞台のお話ですが。

その本というのは。

4334927769舟を編む
三浦 しをん
光文社 2011-09-17

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2012年の本屋大賞を受賞した『舟を編む』


以下、ネタバレがあります。

6年10ヶ月 - 2011.12.04 Sun

タイトルの数字が何を意味するかわかる方は皆無だと思います。
別に大した内容ではありませんが、何の数字か考えたい方のために、隠してみました。

キャット - 2011.06.24 Fri

静山社から出版された新しい児童書「キャットと王立劇場のダイヤモンド」を読みました。

4863891067キャットと王立劇場のダイヤモンド (キャット・ロイヤル シリーズ)
ジュリア・ゴールディング 雨海 弘美
静山社 2011-06-14

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発売は6/14でしたが、私が読んだのはもっと早く、4月の最初の週でした。
つまり、発売前の作品を読んだということです。
なぜそんな機会に恵まれたかというと、2月に参加した友の会のブリティッシュヒルズ旅行中、感想を送る前提で発売前の本を送ってくれる、という企画を聞いたからです。
全員分はないけれど、一グループに一冊くらいなら、ということで何人かの人が挙手しました。感想文は子どもの頃は大の苦手でしたが今はそれほどではなく、発売前の本が読めるという体験だけでも魅力的だったので、私たち母娘も喜んで立候補したというわけです。

震災のゴタゴタで忘れていたところに届いて、とても嬉しかったです。どんな時でも、読んでいない本が送られてきたら嬉しいのですが、心が乾いている時はワクワクドキドキで随分潤います。

届いた本には、表紙はついておらず、仮題や作者・訳者名、出版社名などとともに、キャッチコピーまで白い表紙に直接印刷されていました。
DSC04703b.jpg
表紙
タイトルが、発売後のものと少し違うところが嬉しい。

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裏表紙(当初は7/6発売予定だったようです)

さて、物語の舞台は大好きなイギリス。時代は18世紀です。
主人公キャットことキャサリン・ロイヤルは王立劇場ドルリーレーンに住んでいます。
劇場前の階段に捨てられたらしいです(汗)
捨てられはしましたが、王立劇場の人々に家族のように育てられたので、どこかの帝王のような冷たい心の持ち主ではありません。
そうそう、これは大したネタバレではないので書きますが、外見はリリーに似たところがあるのではないかと思います。髪の色とか目の色とか。
多分、一緒にブランコに乗ったら、リリーの真似してどんどん高くこいでいきそうな子だと思います。

表紙には『ミステリー満載の歴史冒険小説』と書いてありますが、「ジャンル分けするのが難しいね」と読了後娘と話しました。ミステリーの要素はあるけれど謎は意外と早く解け、しかも早々に明かされ、あれ?という感じで
ミステリーではなかったのか!と思ったり。
先が読めた、と思ったら思わぬ展開になったり。
予想外の展開にドキドキさせられました。

この作品の魅力の一つに、物語の舞台が実在する、ということが挙げられます。
ドルリーレーン王立劇場は本当にあります。最寄駅はコヴェント・ガーデンのようです。今までのイギリス旅行で、何度か通り過ぎた駅です。
本にはロンドンの地図が載っていてキャットの物語中の軌跡をたどると、いくつかは実際に通った場所であることもわかり、楽しいです。

そして、本筋とは全然関係ないのですが、この本を読んだ後、無性にシャンパンが飲みたくなりました。もう渇望というくらい。
で、Tちゃんの結婚式の乾杯でその渇きが癒された、という個人的なエピソードも残りました。

シリーズは全部で9作あるようです。
だんだんスケールの大きな物語になっていくようで、キャットの次の活躍も読んでみたいと思いました。

河川敷 - 2011.01.27 Thu

先日の夫の誕生日、長男はマンガをプレゼントしていました。
「荒川アンダーザブリッジ」の1巻から3巻までです。
4757514816荒川アンダー ザ ブリッジ 1 (ヤングガンガンコミックス)
中村 光
スクウェア・エニックス 2005-07-25

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「聖☆おにいさん」と同じ作者で、長女は部室で、長男は本屋と漫画喫茶で読んではまり、ぜひ家族にも読んで欲しいとプレゼントしたのです。
夫も私もまんまと策略に嵌り、続きが読みたくてたまらず、結局スポンサーとなってしまって今7巻まで買ったのですが。

私の場合、一話から大爆笑した「聖☆おにいさん」と違い、こちらはクスッと笑い、そして回を追うごとにはまっていく感じ。
大財閥の御曹司がとあるきっかけから、橋の下暮らしを始めます。そこで暮らす人々、いわゆるホームレスですが、とても小奇麗ななりで、でも着ぐるみ着てたりこだわりが強かったり電波だったりと個性的な人々で、その可笑しくも温かいやりとりに惹かれます。自称金星人ニノとの恋の行方も気にあるし。

長男は「すごくセンスが良い」「とってもあたたかい」と絶賛します。
その挙句に「河川敷で暮らしてぇ~」と言い出しました。
おいおい、そうじゃないでしょう!
河川敷だから温かいコミュニティーが存在するってわけじゃないんだよ!
自分のまわりにそういう人間関係を築けばいいんだよ!
私の職場なんて、河川敷そのものだよ!
と力説したら、「そうか」と納得、「俺、村長みたいになる!」と言いました。
村長って、ポリプロピレンの緑色のカッパの着ぐるみ着て、自分はカッパって言い張ってる人なんだけど……。
まあ、形じゃないよね、息子の言ってるのは。
村長みたいに人望のある社会人になって、自分の“河川敷”での居場所を見つけて欲しいです。

共通点 - 2010.11.02 Tue

今朝、自転車で通勤途中、組分け帽子のことを考えていたら、突然ハリー・ポッターとは関係ないことを思い出しました。

何年も前に夢中だった(よく色々なものに夢中になりました)ポップのことです。
ポップというのは、漫画、『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』の登場人物で、主人公の勇者ダイの兄弟子であり親友でもある魔法使いです。
彼を説明すると長くなるので省略しますが、初期は弱くてすぐに仲間を見捨てて逃げ出していたのに、物語の中で色々な体験をするうちに魔法力が高く頭の回転も速い大魔導士に成長していくのです。(詳しいことはウィキペディアにあります)

なぜこのポップを思い出したかというと、「勇気」というキーワードが共通していたからです。
ポップは、臆病の代表のような役割だったのですが、後に「勇気」の使徒だとわかります。
まるで勇気とは無縁のような存在として描かれていたのに、突然勇気の代名詞のように描かれたところが、物語の最後の最後で「知っている人の中でも、おそらくいちばん勇気のある人だった」と言われたスネイプ先生と共通していると思って驚きました。ポップもさんざん苦しんで、自分に愛想を尽かした時に、その力に目覚めたのです。

本人ですらまるで気付かなかった「勇気の魂の力」を師であるアバンは見抜いていたんだなあ、と思ったら、組分け帽子たいしたことないなあ、とか思ってしまったわけです。
まあ、組分け帽子は本人の希望を重視してくれるから、関係ないのでしょうけれど。
それとも「組分けが早すぎる」というのは、今後の成長を見抜けなかったということではなく、希望を重視するにはまだ自我も芽生えていないような11歳の時点では早すぎる、という意味でしょうか。

いずれにしても、私の大好きな二人に共通点が見つかってちょっと嬉しかったです。

入院中の読書 - 2010.08.10 Tue

先月の入院中、専ら本を読んでいました。
もし入院することがあったら読書に専念したい、と常々思っていたからで、入院が決まった時夫に送ったメールには、下着類や洗面用具などに並んで、本も指定してありました。
点滴はついているし、ウロウロすれば誰かしら知っている職員に出会って色々聞かれるしで、ほとんど部屋から出ず、実際思った以上に読書に励むことができました。
テレビも見るには見たけれど、1週間で3時間、主に夜7時のNHKニュースのトップニュースを見ていました。(いつも見ている朝ドラは、入院当日の分が抜けているので、退院後にビデオで見ることにしていました)
いつ行っても同じ姿勢だ(ベッドに腰掛け、テーブルに本を置いて読んでいる)ということで、「森の番人のふくろうみたい」とTちゃんに言われたりしました。

入院中に何冊か読み終わったので、挙げておきます。
以下、ネタバレも含みますので、ご注意ください。

4102134026シャーロック・ホームズの帰還 (新潮文庫)
コナン ドイル Sir Arthur Conan Doyle
新潮社 1953-04

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これは、以前から通勤電車の中で読んでいたもので、入院当日唯一持っていた本でした。
この本より前に一つ長編が出版されているのですが、うちに無かったのと、「シャーロック・ホームズの思い出」の最後が衝撃だったので、その衝撃を和らげるためにもこっちを先に読みました。
それにしても、熱狂的な読者の要求で、死んだと思われるキャラクターが復活するなんて、本当に羨ましい限りです。中には喪章をつけて歩いた読者もいた、などと書かれていますが、考えてみれば、私も一時期モーニングジュエリーを身につけていました。
まあスネイプ先生が蘇るようなお話の続編がローリングさんによって書かれたりしたら、それはそれで私は興醒めですけど。


41035342571Q84 BOOK 3
村上 春樹
新潮社 2010-04-16

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読みたいと思いながら、なかなか手をつけられなかったbook3、やっと読み始め、一気に読み終わりました。入院ならではの一気読みでした。
book2は、救われない思いを抱いて読み終わったというか、未来に大きな不安を残した感じの読後感でしたが、今回私の予想を裏切るような結末に、胸がすく思いでした。
余談ですが、主人公の父親が亡くなって、通夜から納骨までの一連の手続きについて読んだあたりに義父が亡くなったので、その説明が結構役に立ちました。


4167745011死神の精度 (文春文庫)
伊坂 幸太郎
文藝春秋 2008-02-08

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長男が持ってきてくれた、子どもたち全員のお薦めの本
長男と夫が、夫の両親宅で義父母に会った後で持ってきてくれたのです。その2,3時間後に義父が亡くなりました。
義父の死を知ってから、外泊するまでの間に読み終わりました。
これは本当の「死神」が主人公です。事故など突然の死を迎える予定の人に、予定日の1週間前から接近して調査し、死を迎えることを「可」とするか「見送り」とするか判断し、「可」ならその死を見届ける役目を持っています。
読んで、その偶然に本当に驚きました。
後に子どもたちと「じいちゃんは『可』だったんだなあ」「死神はちゃんと見届けたのかなあ」などと言ったりしました。


4093876029八十四歳。英語、イギリス、ひとり旅
清川 妙
小学館 2006-03

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薦められて母から借りてあった本。
外泊から戻った晩に読み始め、翌日午前中には読み終わりました。
著者は、53歳で英会話を習い始めて、65歳でイギリスにひとり旅をし、以降ほぼ毎年のようにイギリスにひとり旅にでかけています。
途中、ご主人を亡くし、その翌年に息子さんにも先立たれ、同じ年ご自身も胃がんの手術をされた時は、さすがに旅にも出なかったようですが、翌年から再開されています。
本にまとめた時点(2005年)で84歳ということですから、今は90歳近くになっているはず。その後もひとり旅を続けているのか定かではありませんが、今年の三月に新しい本を出版されているので、まだまだご活躍中なのは確かです。
向上心と行動力、内から湧くエネルギー、人との交流に喜びを感じるところなど、共感するところがたくさんありました。まさに私がこうありたい、という姿がそこにあって、入院等で萎えた気持ちに灯がともった感じでした。
私はまだこの著者が英会話を習い始めた歳にもなっていない、というのは大きな希望となり、また必ずイギリスに行こうと決意を新たにしました。



念願かなって読書に専念できましたが、普段あまり本を読まない私にしては短期間に集中して読んだ反動か、今は通勤電車の中でも読む気になれません

上半期の読書 - 2010.07.10 Sat

ハリー・ポッター以外の読書量が圧倒的に少ない私ですが、それでも少しは読むようになったので、忘れないよう記録を残しておこうと思います。
そんなにたくさんはないので、半年まとめて(笑)

最初の2冊は前にも書いたのでタイトルだけ。
4062749041ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)
村上 春樹
講談社 2004-10-15

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406274905Xダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)
村上 春樹
講談社 2004-10-15

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今はシャーロック・ホームズシリーズにはまっています。
折角なので、出版順に読んでいます。
中にはネタバレも含みますので、未読の方はご注意ください。
4102134050緋色の研究 (新潮文庫)
コナン ドイル Arthur Conan Doyle
新潮社 1953-05

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最初に発表されて、あまり人気がでなかったという長編。
私にはとても面白かったために、これ以降続けて読もうという気になりました。

4102134069四つの署名 新潮文庫
コナン・ドイル 延原 謙
新潮社 1953-12

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ワトスンがメアリーと出会うきっかけとなった事件の長編。
これを読んで、映画とのと違いを初めて実感しました。
何で映画のホームズはメアリーを知らなかったんだろう??
冒頭の退廃的なホームズには驚きました。

4102134018シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)
コナン・ドイル 延原 謙
新潮社 1953-03

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短編集。映画に出ていたアイリーン・アドラーも最初の「ボヘミアの醜聞」で登場。
あれ?アイリーン、これだけ?というのが正直な感想でした。

4102134034シャーロック・ホームズの思い出 (新潮文庫)
コナン・ドイル 延原 謙
新潮社 1953-03

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次の映画でもしかしたらアラン・リックマンさんが演じるかもしれないとのうわさのある、例のあの人が出てくる巻。
しかし、私が思っていたほどここではモリアーティ教授は活躍せず、ちょっと肩透かしを食わせられた印象。後の巻に期待しています。
それより私が心を打たれたのは、最後の一文。
『~、ここにその経歴をはっきり書きしるさざるを得なかったゆえんは、私が生がいにもっとも愛しかつ尊敬した一人物にたいして不当の攻撃を加え、もってモリアティへの記憶を新たにせんとつとめる浅薄な輩に報いんがためである。』(1953年版、p.313)
ホームズの死に深い心の傷を負いながら、真実を伝えようと筆をとったワトスンの愛を感じるところです。

ところで、所々に出てくるホームズという人物を表す文章にハッとさせられます。しかし、ハリポタと違ってどこで目にしたかよく覚えていないので(汗)、一つだけ引用します。
「あらゆる情緒、ことに愛情のごときは、冷静で的確、驚くばかり均整のとれた彼の心性と、およそ相容れぬものなのだ」(シャーロック・ホームズの冒険p.7)
何が言いたいかというと、読んでいてその人物像が、6巻までの私のスネイプ先生のイメージと似ているな、と感じることがしばしばあるということです。
冷静沈着な推理の中には感情が入り込む隙がないところが、以前の私のスネイプ先生のイメージに近いものがあってドキッとするのです。
7巻を読んで、そのイメージは大きく修正することになったとは言え、ちょっと重なるというか、憧れを抱きたくなるような人物です。


半年で6冊、1ヶ月に1冊のペースかあ。
下半期はもっとたくさん読むのを目標にしよう。

口調 - 2010.04.27 Tue

先日からシャーロックホームズを読んでいますが、翻訳者が何人もいる、ということはWikipediaで調べた時に知りました。

私が読んでいるのは新潮文庫版、延原 謙氏の訳です。
訳者は戦前からドイルの作品を翻訳していたということで、一般的なのはこの訳なのでしょうか?
古めかしい文体、ホームズの口調は、かなり好みです。
気になるのは、大久保 康雄氏訳のハヤカワ文庫版です。

昔、大久保 康雄氏訳の「トムソーヤーの冒険」に夢中になった私は、訳者の違う色々な出版社のものを読み比べたことがありました。が、やはり一番しっくりきて面白く感じたのは大久保氏の翻訳本でした。
だから、シャーロック・ホームズも手に入るならハヤカワ文庫版も読んでみたいです。
訳者が違えば口調も違うでしょう。最初に読んだ本の影響が強くて他のは馴染めないものなのでしょうか、その辺も知りたいです。

ハリー・ポッターについては、著作権の関係で色々な訳者の本を読み比べる、ということが出来ないのが実に残念です。
口調の違う色々なスネイプ先生を見てみたいです。
でも、「~したまえ」「~ならぬ」「~しているのだ」という口調はとても好きなので、あまりに違うと受け入れらないかもしれない気もします。

ダンス - 2010.04.16 Fri

今日、1Q84のbook3が発売されましたね。
私はほとぼりが冷めた頃に買って読もうかと思っています。

私が村上春樹の作品を読んだのは、実は1Q84が初めてでした。
それまでにも話題の作品が出版されるたびに、読んでみようかなとは思っていましたが、そもそも読書の優先順位が低かったので、なんとなくそのままになっていました。読まず嫌いというわけでは決してなくて。
読んでみて結構面白かったので、他の作品にも興味を抱きました。
で、次に読んだのが「ダンス・ダンス・ダンス」です。
4062749041ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫)
講談社 2004-10-15

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昨日のブログを更新した後、読み終わりました。

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