topimage

2007-04

家族の趣味 - 2007.04.30 Mon

今日の朝食の食卓で、夫が言いました。
「ああ、すっかり体が冷えちまった」

私は気づかず寝ていたのですが、私が起きる前、夫は外出していたのでした。バイクに乗って、往復150~160㎞の道のりを。
隣県のトンネル見学に行ってきたのです。
夫の趣味は、トンネル巡りです。しかも、何かこだわりがあって、どんなトンネルでも良いというわけではありません。
が、このこだわり、私にもさっぱりわからない主観に満ちた「趣のあるトンネル」というものです。
古さとか、雰囲気とか、手掘りであるとか、途中で分岐しているとか、まあ色々な要素に趣を感じているようです。
今日行ったトンネルは、竣工が昭和26年で、古い方ではあるけれど、「一度行けば十分」という評価でした。

趣がありすぎると、閉塞感が怖いというか、「本能が怖がる」ため一人では入れないらしく、友達や家族を誘って出かけます。
以前、このブログでも紹介したことがありますが、二人で行ったこともありました。愛知と静岡の県境、微妙に静岡寄りのトンネルで、トンネル内の分岐が目当てで行きました。ちなみに、心霊スポットは、興味の対象外です。
日本地図の山岳地帯ををつぶさに調べ、トンネルを表す図があれば、もう少し詳しい情報がネット上にないか調べて行くのです。

今はもう、合併されて「村」は存在しませんが、新潟中越地震で大きな被害を受けた山古志「村」にも、有名な「中山隧道」というトンネルがあり、行ったことがありました。
まだ、村だったころ、村役場の掲示板に問い合わせ、村の宿泊施設に予約し、友人と二人で、行ってきたのです。
そのきっかり二週間後、地震に見舞われ、山古志村は大きなダメージを受けました。
夫のブログには、そのダメージを受ける前の美しい山古志村と、おどろおどろしい(?)トンネルの様子がUPされています。
こちらで紹介しても「一向に構わない」と言われていますが、きっと趣味が合わず、「な~んだ」と思われるのがオチですから、紹介しないでおきます。なにしろ一日のアクセスが一つあるかないかの、超マニアックで、更新頻度の低いブログですから。

地元の人しか知らないような、地図にも乗っていないようなマニアックで趣きのあるトンネルをご存知の方がいらしたら、私に教えて下さい。

寝姿 - 2007.04.28 Sat

近所でベビーカーとすれ違った時、タオルに頭まで包(くる)まった赤ちゃんを見ました。ちょっと風が冷たかったからか、すっかりタオルに包み込まれて、ほんのちょっぴり、黒い髪の毛が見えるのみでした。

それを見た瞬間、胸がキュンと、なりました。
最初は、幼かった我が子を思い出したのだと思いましたが、すぐに違うとわかりました。スネイプ先生がそんな風に寝ていたら、と考えていたのでした(汗)

先日、あるサイトで、スネイプ先生の寝姿を色々想像して描かれているのを拝見して、大変心を動かされました。うつぶせだったり、ムニャムニャ言ってたり、喉元が無防備に見えていたり!
スネイプ先生がどんな姿で寝ているのか想像するって、とても楽しいものがあります。

私の好み(笑)は、毛布にすっぽりくるまって、髪がほんの少し見えている姿です。そう、さっき見た赤ちゃんのように。
髪は、少し乱れているのがかわいいです。体は胎児のようにまるめて、毛布をかぶっている様は、まるで繭。繭からのぞく乱れた艶やかな黒髪に色気を感じます。すみません。わけわからなくて。

喉が見えているのは、私も大変好みです。
できれば、顎は引かずに、ちょっと反らされた感じが良いです。
枕があったらそうはならないので、枕は外れてしまっている状況がいいです。スネイプ先生がそんなに寝相が悪いとは思えませんが。
さらにいいのは、お姫様だっこかなんかで、もっと弓なりになった喉ですね!ベストです。そんな抱っこをされて無防備に喉が反っているというのは、もはや寝姿とは呼びませんか?意識がないのかも・・・
うきゃー!ドキドキ!

私の中では、寝ているスネイプ先生の姿勢は、仰向け・うつぶせ・横向きの中では、横向きのイメージが強いです。
横向きでの胎児姿勢。抱え込む形。お母さんに抱かれているようで安心する、というイメージです(私のイメージのスネイプ先生はマザコンです)間違っても豪快な大の字姿勢にはならないと思っています。
スネイプ先生の寝相は大変良くて、眠りは浅く、トロトロと眠ると悪夢にうなされ、いつもどこか緊張していて眉間の皺もなくならず、起きた時少しも爽快感がありません。かわいそうな先生!
おかしい。スネイプ先生、ちっとも休まっていません。私の想像では。
こんなに休ませてあげたいと思っているのに・・・
毛布の繭の中で、安らかに眠る姿も想像してみようっと♪

いくつになっても - 2007.04.27 Fri

今朝、起きてきた娘が、開口一番「ああ、お母さん生き返ってる」と言いました。私が死ぬ夢を見たらしいです
死因は過労で、最期に「私の書道、捨てないで」と言ったらしいです。
書道は中学以来やっていないし、執着はないけど、「7巻を墓前で朗読して」とは言うかもしれません。

「何度でも蘇るさ」と某ジブリアニメの口調で茶化しましたが、ちょっぴりドキッとしました。
弱気になっているのを見抜かれたのか。
死んだのはちょうど今日4/27だったので、我が家では以降、4/27を「過労にならないための休息日」と定めたらしいです。夢の中で。
「それ採用!」と思わず言ってしまいました。
全然、過労じゃないんですが。
こんなやり取りをしていたら、昨日の記事のタイトルを思い出しておかしくなってきました。高校生の子どももいるというのに、まだ、自分の進む道を悩んでいるとは!普通、子どもの進路の相談に乗る時期でしょうに。


今日を最後に職場を去る同僚と食事をして帰りました。
私の他、唯一「お母さん」だった同僚です。
しかも、みな妊娠出産を機に辞めていく中で、「生まれた子どもを預けて働く」ということを、リハビリテーション科のなかで初めて実践した人でした。子育てに大変な時期なのに、OTとしても精進し続けようとする人で、本当に頭が下がります。
その彼女と色々語り合ううち、やはり進路の話も出てきました。
社会人になると目標を見失いがちなこと、何かで読んだ「成功した女性」は、長期目標をたて、それに向かっての短期目標をたてて実行に移していた、という話を聞いて、目からウロコが落ちました。
まるでリハビリのプログラムみたい。
OTになるという目標を達成したから燃え尽きた、とは感じていたけれど、その後、また新たな目標を立てればよかったのだ、と気付きました。なんとなく、自然に見えてくるような気がしていました。
学生時代はひたすらOTになりたくて頑張ってきて、OTになったとたん、次の目標を探しもせずにぼんやりし、今になって進路が定まらず右往左往していることに気付き、液状のウロコが落ちました。
問題は、残るか出て行くか、でも何を極めるかでもなかったんだ!
今後どうしたいから、この分野を極めたい、だから出て行く(または残る)という図式の一番最初が抜けていたのでした。
長期目標を立てずに短期目標など立てられるはずがなかったのです。
しばらく手当たり次第できることをやるという昨日の決心は変わりませんが、やっぱり、一朝一夕には決められそうにありません。
いくつになっても、惑います。

折り返し - 2007.04.25 Wed

最もスネイプな都道府県の投票数が、ちょうど100票になりました。
こんなに投票があるとは思わなかったので、驚いています。
記念すべき100票目が何県だったのかは、わからないのが残念です。
投票してくださった方々、ありがとうございます。
もうそれほど増えないとは思いますが、4/11からちょうど1ヶ月の5/11までの投票としました。
今日が折り返し地点です。
まだ、投票されていないスネイプ先生好きな方がいらっしゃいましたら、ご参加ください。

家庭訪問 - 2007.04.25 Wed

今日は、次男の担任の家庭訪問がありました。
家庭訪問の良いところは、家がきれいになることです。
と言っても、きれいになるのは、玄関と廊下とリビング、ダイニング程度。しかも、そこにあった不要な物は、我が家の「必要の部屋」に隠されるだけです。ええ、そりゃもう、切羽詰って「隠す場所が必要だ」と思うので、すぐに開きます。普段は和室と呼ばれている部屋です。

その担任の先生は、先生になって三年目にして初めて担任をもつという、若い女性の先生です。
長男が去年とてもお世話になった英語の先生で、私はまず長男と二人でイギリスに行った話をしました。ただの雑談ですね
しかも、ハリー・ポッターが好き、とまで話す私
何の話に来たと思ったでしょうか、その先生。でも、礼儀正しく
「9と3/4番線に行ったんですか?」と聞いてくるナイスな先生でした♪
さすがにスネイプ先生が好きとは言えなかったな。いつか言おう。

入国審査での質問がわからず私が絶句した時、長男が「My name is~」と言ったエピソードを話すと大層喜んでくださいました。そう、先生のおかげで、長男は動じることなく英語を口にしたのですから。

さて、次男の学校での様子を聞き、家庭での様子などを一通り話すと、
先生は学校で実施したアンケートのようなものを取り出しました。
中学生活はどうか、このクラスをどんなクラスにしたいか、などの質問に答えていくものでした。
最後の答えを見て、私は思わず吹き出してしまいました。
「今までの12年間にあったことで、先生に話しておきたいことは」との問いに「コンビニに一人でおつかいに行った」と書かれていました!
なんだこりゃー!!
中学1年生とは、思えない・・・小学校1年生のセリフだよこれは!
しかも、スーパーだって八百屋だって一人で行かせているのに、なぜコンビニ?
次男は、何か少し思考回路が人と違うらしく、時々質問の意味を理解できないようです。もしかして、最初におつかいに行った時の感動を書き記したつもりかもしれません。まあ、質問自体、ちょっと何を聞きたいのか測りかねる気もしますし。

先生は、「笑いをとろうとしているのですか?」と聞いてきました。
「いいえ、先生。違うと思います。これは『素』です。大真面目に答えてるんですよ」と言って私の見解を説明すると、先生、大いに感心していらっしゃいました。
その真摯な姿に私も感心します。先生の経験値も上がりましたね♪
まだまだ、今後さらなる珍回答に遭遇することになるでしょう。
その時々に、回答の理由を考えて、一緒に成長していって欲しいです。


21歳かそこらで教職についたスネイプ先生、生徒の心理を測るのは難しかったろうと思います。まあ、そんなつもりもなかったかな。



あなたのスネイプ先生 - 2007.04.23 Mon

昨晩、映画「不死鳥の騎士団」のインターナショナル予告編なるものを見ました。
多分スネイプ先生好きな方々なら、皆反応したであろう部分に反応しました。

以下、映画「不死鳥の騎士団」のネタばれを含みます。

イギリスで貰った物 - 2007.04.22 Sun

イギリスに行った時、朝夕のラッシュ時に駅を利用したら、あちこちで何かチラシのようなものを配っていました。ティッシュのようなものはありませんでしたが。新聞を配っている姿も見受けられました。
ちょうど日本のスポーツ新聞のような感じだったので、てっきり売っているのだと思い、手を出さなかったのですが、そのうち、フリーペーパーだということに気が付きました。
3/23の夕方、キングズクロス駅前で、息子とそれぞれ一部ずつもらってきましたが、違う種類のものでした。

中は芸能情報やスポーツに関する記事が多かったです。
俳優や女優の写真、映画の評価なども多く出ています。
私はその中にアラン・リックマンさんに関する記事がないか、映画「不死鳥の騎士団」に関する記事はないかと目を凝らして見たのですが、見つけられませんでした。
かろうじて知っていたのが、ジョニー・デップさんとエマ・トンプソンさん。
ジョニー・デップさんの記事は、映画に関するものではなく、娘さんの容態が改善された、というものでした。(多分、そう書かれていたと思う)deadly E.coliに罹っていたとかいう内容で、E.coliは大腸菌ですから、病原性大腸菌だったということかな、と思いながら読みました。
既に回復して、映画「Sweeny Todd」の撮影に戻る、とかいう内容でした。ここで初めてわずかに、アランさんに関わる部分を見つけた!と思いました。「Sweeny Todd」には、アランさんも出演されますから。

エマ・トンプソンさんの方は、ちょっと大きめの写真が二枚載っていて、間違い探しができるようになっていました。
はああ~この国の人は、フリーペーパーで、こんな大女優の間違い探しをするんだ~と感心しました。
と思って、今、読み返したら、なんとダニエル君のエクウスの写真も載っていました。
ロンドンでは気付かなかった!気付けばもっと感動したものを!!

DSC00276.jpg
2種類のフリーペーパーと、レンタカーのチラシ

DSC00278.jpg
上の丸の中がエクウスのダニエル君。劇場名、電話番号、最寄り駅が書かれています。最寄り駅のピカデリーサーカスは、2回も行ったのに、気付かなかった・・・
下の円の中は、指輪の数とかショールの長さなど5つの違いがあるエマ・トンプソンさんの写真。

どちらの新聞も40ページ、44ページとなかなか読み応えのあるものでした。やはり日刊でしょうか。エネルギッシュだなあ。

イギリスで買った物 - 2007.04.21 Sat

イギリス旅行に行ったのは、ちょうど一ヶ月前でした。
クロムフォードで、ちょっと耳慣れない鳥の鳴き声を聞いたので、携帯の動画で録音してみました。
パソコンではうまく再生できたのですが、それをブログに載せる方法がよくわかりません。今日、かなり時間を割いて調べたのですが、結局わからず、お聞かせできないのが残念です。

クロムフォード駅近くの林の中から聞こえてきていました。
私が知らないだけで、日本にもいる鳥なのかもしれませんが、ちょっとひばりのように高い声で、でももっとリズミカルな鳴き声でした。
「チョビアン、チョビアン」と聞こえます(アンチョビには聞こえない)何だったのだろう?

さて、動画は無理でしたが、お土産に買ってきた物についていくつかご紹介します。
ちょうどイースター休暇の前だったので、あちこちの店で、イースターエッグを売っていました。
鶏卵サイズの物もあれば、まるでドラゴンの卵かと思うほどの特大のチョコレートでできた卵も見ました。
お土産にと買ったのは、花の絵が描かれた鶏卵サイズの缶の卵でした。
DSC00270.jpg
ほら、パンジーとナルシッサです(笑)
ラッパ水仙なのでnarcissusではなくdaffodilなのかもしれませんが。
中身は、やはり卵型のゼリービーンズでした。ちょっとウズラの卵みたいな斑点がついています。これがなかなか美味しいんです。香料はやや強いけど不快ではない程度で、すぐ次を食べたくなる甘さでした。


カップスープも買ってみました。
DSC00272.jpg
タイ風のチキンスープと、人参とコリアンダーのスープです。
1箱に4袋入っています。写真で見るとすごく美味しそうに見えます。
が、試しに1つ作ったチキンスープは、家族が皆一口で降参しました。
ココナッツミルクの風味に馴染めなかったのもありますが、何というか、味のバランスが微妙。旨みが感じられず、粉っぽい味も強くて、「セメントみたい」という感想が多かったです。私も二口が限度で、残りは夫が食べきりました。まだ3袋残っています。
人参スープの方は、まだ開封していません。コリアンダーはやはりちょっと怖いです。

写真を撮る前に食べてしまったのが、カップ麺。
「ポットヌードル」という商品名(実際は英語)だったかと思います。
チキンとマッシュルーム味でした。
帰国した翌日、まず一つを作りました。
熱湯を入れて2分したらかき混ぜて、さらに2分待つという、日本のカップ麺との作り方の違いがありました。味がチキン&マッシュルーム、というのも欧風だと思いました。
中には小さな「Soy sauce(醤油)」の袋も入っていて、お好みで入れられるようになっています。醤油を入れないときの味と匂いは、イギリスそのもの、と感じました。ホテルの匂いというか、イギリスで食べた全てに共通する匂い、というか。
醤油を入れても、やっぱり日本のカップ麺とは全く違うスパイシーな香りがしました。
そして、これもやっぱり粉っぽい。なんでイギリスのインスタント食品は粉っぽい味が多いのでしょう。とろみを小麦粉でつけているのかな。
そして、気のせいかもしれませんが、買ってきた3つの同じカップ麺の味が食べるたび少しずつ違って感じられました。
何日か日を空けて、また一つ作って回し食べしたのですが、同じ物なのに、前回食べた時の方がスパイシーに思えました。家族みな同意見でした。さらに日を空けてもう一つ食べたのですが、だんだん、日本のカップ麺に近い味になってきた気がしました。
まさか、日を置くと気が抜けるのでしょうか?揮発性の高い成分の香料が飛んでしまったのではないかと話し合いました。イマイチ、密閉度も低いようだし。調味料の量がアバウトなのかもしれません。
そういえば、ショートブレッドも、切り方がアバウトで、大きさに差があって笑いました。
珍しい異国の味というだけでなく、個体差があったのが面白いです。

青春だのう - 2007.04.20 Fri

今年高校生になった長男、昨日の帰宅後に学校について語りました。
「なんだか、ハリー・ポッターの世界みたいだ」
も、もしや、不機嫌で辛辣な先生でもいるとか?

残念ながら、そういう話ではありませんでした。
もちろん、動く階段があるわけでもなく。
来る体育祭で男女ペアで踊るらしく、そのペアは各自決めておくよう言い渡されたらしいです。
ひゃー!本当に「炎のゴブレット」のハリーみたい!
ろくにしゃべったこともない女の子をどう誘えというのか。
名簿を確認すると、男子が一人多く、あぶれる可能性もあります。
「やべえ」と焦る息子。ウキウキ傍観する私。

今日、帰宅した息子から、その続きを聞くことができました。
学校に行ってみると、皆それぞれ、次々と適当な知り合い同士でペアが決まっていて、本当に残りわずかな女の子しかいなかった模様。
そんな中、やはり「決まってないよ~」と嘆いていた女の子の声が耳に入ったので、遠くから「俺と踊らない?」とちょっとフレッドみたいに声をかけて、無事ペアが決まったようです。
よしよし、良くやった!
あー、面白い。若いって、いいなあ。

タイミング悪い - 2007.04.20 Fri

昨日、用事があって早く帰ろうと思っていたのに、終業時間10分前に現れた患者さんがいらっしゃいました。
電車で通ってくるその患者さん、いつも遅れ気味なのですが、昨日はウトウトしていて一駅乗り過ごしたらしいです。
笑いながら言い訳する姿に、内心ムッとしつつ、いつも通り笑顔で実施しました。もちろん、10分では終わりませんから、結局早く帰れず、考えていた時間の15分後に出ました。

さて、帰りの電車では、今まで読んでいた本を読み終えました。
でも、まだ駅に着かないので、メールを打ちはじめました。
元同僚が、ついにこのブログを発見した形跡があったので、その件で夢中でメールを打っていて、ふと目を上げると、たった今閉じたばかりのドアの向こうに、やけに見慣れた景色が!
一駅前だと思って気にも留めなかった駅が、実は降りる駅だったのです。駅前の馴染みのマンションが、ゆっくり遠ざかるのを、呆然と見ていました。
いつもなら読書時間の感覚で、そろそろ降りるころだと気付くのに、普段やらないことをしたので、感覚が狂いました。
さっき乗り過ごしたと言った患者さんに『乗り過ごすなんて』とムッとしていた自分が、うたた寝どころか立っているのに乗り過ごすなんて!

次の駅には、逆方向に戻る電車がちょうどホームに停まっていました。
ラッキーと思ったのも束の間、こっちのドアが開いている途中で、向こうのドアは閉まっていきました・・・
はああ。結局20分ロスして、やっといつもの駅に到着。
早く帰りたかったのに~

とりあえず答える - 2007.04.19 Thu

昨日の「ぱなほーむ」の話には続きがあります。
記事中の会話後、何時間か経ってから、Hさんに私はこう言いました。
「もし、記述式の問題だったら、わからなくてもダメもとで『ぱなほーむ』って書いたほうがいいよ」と。

私は高校時代の地理のテストで、絶対違うと確信していながら、「ダメでもともと」と、とりあえず答えを記入したことがありました。
書いているうちに赤面してくるような、見当違いな言葉でしたが、万に一つ同じ名前かも、との思いも捨てがたかったからです。
それは、フランスかどこかで採れる鉱物の名前を問うもので、答えは「ミネット鉱」でした。
が、私の脳裏に浮かんだのは「ミネストローネ」(スープじゃん!)
結局、恥を忍んで書き、不正解でした。
でも、空白にするよりは、得点の可能性はあったわけです。
それに、今でも「ミネット鉱」などという、おそらく普段は絶対使わない言葉を覚えているのは、その時敢えて間違いを書いたからです。

そんなエピソードを話していると、PTの後輩も自分の体験を語ります。
化学の試験で、答案の裏に自分が学んだことをなんでもいいから書けば5点加点される、とあり、化学はわからないから生物で勉強したことを書き綴ったら、2点貰えて、「やってみるもんだな」と思ったそうです。
やはり、とりあえず答えてみるとプラスになりそうです。

スネイプ先生だって、15年の教師生活のなかでは、きっと苦し紛れの珍回答に何度も遭遇したのではないかと思います。
スネイプ先生の場合はむしろ、「ダメもと」が、逆効果でそんな珍回答するくらいなら白紙の方がマシかもしれませんが。
それに、違う科目のレポートを書いて提出するほどのつわものはいるとも思えませんが。
でも、珍回答はいつでもたくさんあったに違いありません。学校のテストというのは、常にどこでもそうですから。
そんな答案に出会った時、スネイプ先生が僅かでも表情を変えていたら、と思うとときめきます。不快そうな表情でも、です。


OTになりたくて、再び学生になった時、私はさらに図々しくなっていました。テストの記述だけでなく、授業中指された時、わからなくても、とりあえず何か言ってみることにしたのです。間違えた方が、恥ずかしかった印象が強く残って、自分の勉強になると思ったからです。
もちろん、あまりいい加減な答えでは莫迦にしたように捉えられてしまいます。答えに自信のない時に「わかりません」と言うのではなく、自信のない答えを言ってみる、という程度です。
結構恥をかきましたが、中には先生が「間違ってるけど、答えてくれて嬉しい」と言ったこともありました。そして、とりあえず、その当時は、恥をかいたものは、良く覚えていました(今はもう忘れている)

ハリーだって、初めての授業でスネイプ先生が次々繰り出す質問に、「わかりません」ではなく、とりあえず何か思ったことを言ってみていたら、また違ったスネイプ先生の姿を見る事が出来たかもしれません。
そうしたらきっとベゾアールだって、恥をかいたときの思い出として、大抵の薬の解毒剤となることくらいは、覚えていたんじゃないのかな。
スネイプ先生は間違っても「答えてくれて嬉しい」などとは言わないでしょうけど~

兆候? - 2007.04.17 Tue

今日、八百屋で、サツマイモを買おうかどうか迷いました。
お弁当用に、輪切りにして甘辛く煮付けようと思ったのです。
お弁当にちょうど良い細さのサツマイモが欲しいと、袋入りの数本を、さんざんためつすがめつして、結局買いませんでした。
サイズはいいけれど、イマイチ美味しそうではなかったので。
でも、買わずに帰宅してみると、やっぱり買っておけばよかったとの後悔の念も湧いてきます。代わりになるものを買わなかったので、お弁当箱の隙間を何で埋めようかと思案してしまいました。

ふと、キッチンの床を見ると、スーパーの袋が置いてあって、中にサツマイモが1本入っているではありませんか。おお、ラッキー!
そうだ!昨日、スーパーに買い物に行った際、今日と同じことを考えて既に買ってあったんだ。まったく覚えていませんでした・・・
それをどこにもしまわず放置していたのです。他の購入品は、ちゃんと冷蔵庫やそれぞれの保管場所に入れていたのに。

放置していたから忘れてしまったのかもしれませんが、今日、サツマイモをさんざん手にとって眺めたのに、昨日買っておいたことを思い出さないなんて、結構ヤバイんじゃ・・・
認知症の兆候として、同じ物を毎日のように買ってくる、というのがあったけど。
少し前、連続してジャガイモを購入し、3袋溜まったこともあったな。
ちょっと真剣に怯えました。そして、せめて7巻を読み終わるまでは、進行しないで欲しいと考えている自分にも呆れました。
とにかく何があっても、7巻を読みきって、スネイプ先生の行く末を見届けなければ!

白ロウソク - 2007.04.16 Mon

昨日は父の誕生日でした。
私がイギリス旅行を予約したその日に倒れ、救急搬送された父は、イギリス旅行の10日前になんとか手術ができるまで回復し、より高度な医療を受けられる大学病院に転院していました。
その時私は風邪の真っ最中、一切手伝いできませんでしたが、母から聞いた主治医の話では、本当に一時はダメかと思ったようです。私も正直そう思っていました。
そして、父は私がイギリス旅行中に手術を受け、またしても私はノータッチでした。全然役に立たない私。
3月末に無事退院しましたが、その時ようやく私も迎えの車に乗っていき、片付けなどの手伝いができたのでした。

昨日はその快気祝いと誕生日祝いを兼ねて、私の家族と妹の家族が実家に集いました。
両家族から、ということで大きなバースデーケーキを贈りました。
誕生日のお祝いと孫達の入学祝、進級祝いも兼ねたメッセージをのせたケーキを妹が手配しておいてくれました。
ロウソクを立てて、バースデーソングを歌って、父が炎を吹き消しました。その肺活量に、ちょっと安心。

ケーキを切り分ける頃になって、妹が打ち明けました。
「実は、歳を一歳間違えて、ロウソク1本足りなかったの」
自分の歳に父との年齢差を足したらしいのですが、その年齢差は今年妹自身の誕生日を迎えた時に生じるものなので、1年足りなかったのです。

でもさっき私がロウソクをケーキから抜いた時、確かに数は合っていました。「数、合ってたよ」
「ああ、仏壇から白いロウソク1本抜いて足した」
「!!!」はぁあ!?仏壇から!?
父には、「今年死にかけたから、1本は仏様からの1年分」と説明したとか。上手いこと言うなあ。もうおかしくておかしくて、二人で笑い転げました。
その後、さっき抜き取ってアルミホイルの上に置いておいたロウソクを確認しましたが、確かに白いロウソクが1本混じっていました。
全然気付かなかったです。
おかしかったので、記録に残しました。
20070415192947.jpg

まあ、とにかく仏壇のロウソクを笑い飛ばせるほど、回復して良かったです。

うろ覚え絵バトン - 2007.04.15 Sun

イヌイさんから、うろ覚え絵バトンをいただきました。
巷では結構目にしていたのですが、絵を描くわけではない(描けない)私のところにバトンが回ってくるはずがない、と完全に高を括っていました。
自分の名を目にした時は、びっくりして思わずブラウザを閉じてしまいました。その後ドキドキしながら再び開き、もう一度恐る恐る見て確認してしまいました~~
確かに回ってきていました。この、絵の描けない私に!
でも、面白いのでいただいてしまいました。一応全部知っていたし。
うろ覚えの上、元々絵など描いたことがないから、特にパソコンでなど描いたことないから、大変なことになっています。
とても実物を見て確認する気になれません。
それでも良いという、心の広い方は続きからどうぞ。

ハリーの好物 - 2007.04.14 Sat

お友達から、昨日手作りの糖蜜パイをいただきました。
ハリー・ポッターの本の中では、ハリーの好物として描かれています。
ハロウィン・パーティで食べ損ね、イギリスでも見つけられなかった憧れの糖蜜パイ、どんな味がするのか今まで見当もつきませんでした。
材料の糖蜜を知らないからです。

夕飯の後のデザートとして、イギリスで買ってきた紅茶を淹れ、一緒にいただきました。
その前に匂いを嗅ぎます。ハリーが好きな匂い、アモルテンシアに感じ取った匂いとはどういうものだろうと思ったからです。
タルト生地の焼けた香ばしい匂いと、ほんのり砂糖を焦がしたような匂いと、どこかでドライフルーツのような香りも感じます。
糖蜜パイの作り方を見ると、タルト生地にフィリングを入れて焼くのですが、このフィリングには食パンの白い部分とか、生パン粉などに糖蜜やレモン汁を入れて作るようです。きっと、このレモン汁が加熱されてドライフルーツのような香りがするのだと思いました。

食べてみると、このフィリング部分、びっくりするほどねっとり、というか、ねっちりしていました。この材料でどうして?と思うくらい。
糖蜜が飴状になるのでしょうか。香ばしくて甘くて酸味があってサクサクの上にねっとりがあって、すごく美味しかったです。
自宅でこれほどのものが作れる腕が羨ましいです。
家族も一口食べて「ん!うまい!」と驚いていました。
クリスマスに購入したイギリスのお菓子、ミンスパイに似ているという者もいます。言われてみれば、その時のミンスパイのクセを取り去った感じもありました。ミンスパイの中身は実際ドライフルーツですっぱい匂いが強く、ビスケット風のパイ生地は、ちょっと生焼けな風味があったのです。いただいた糖蜜パイは、もっともっと香ばしくバターの風味も効いていました。
カスタードソースとか、ホイップクリームをかけるといい、とのアドバイスをいただいていたのに、そのまま食べてしまいました。
ソース類があると、また違った味わいになったでしょう。

物語に登場する食べ物全般に関心はありますが、「登場人物の好物」となると食べることでより一層想像が膨らみ楽しいです。
ハリーが何よりも好むのはこの味かぁ、優しい甘さが好きなのかな、フィーリングの糖蜜の甘い匂いが好きなのかな、サクサクしたタルト地とねっとりした食感の組み合わせが好きなのかな、ねっとりした食感は嫌いじゃないんだな(ねっとりした髪は嫌いでも)、口に入れる直前はワクワクするんだろうな、食べたらきっと満ち足りた気持ちになるんだろうな、等々。

ああ、ハリーだけでなく、スネイプ先生の好物の食べ物の一つくらいは教えて欲しいです。色々想像しちゃうのに~。
でも7巻ではきっと、スネイプ先生、好物どころじゃないでしょう。
生きるか死ぬか、だよ(号泣)

イギリス熱 - 2007.04.12 Thu

今日、ホグワーツ校友の会から、今年のイギリスツアーのお知らせが届きました。以前ふくろう通信にも軽くお知らせがあったし、サイトにも詳細が載るようになっていたのですが、あらためてパンフレットが届くと、心ときめくものがあります。
しかも去年までは、8日間の旅で40万円近い金額だったのに、今回は6日間で26万円余り。これは普通に有休とって行けるのではないかと思うと、落ち着かない気持ちになります。イギリスが呼んでる・・・

先日イギリスから帰った時、その楽しかった気持ちと旅の出来事を家族に報告し、またぜひ行きたいと言いました。
その時夫は、行くなら7巻を自分も世間も読む前、7月前がいいだろう、と言ってくれていたのです!
で、友の会で募集が始まった今、再び行きたいと言うと、なかなか芳しい返事が得られません(笑)
さては、さすがに7月前には行かないだろうと予想して、調子の良いことを言っていたな。

私がイギリスに行く前に職場で、入国カードの職業欄にOccupational Therapistと書くかどうか、という話題になったことがありました。
その時同僚が、海外では概ねOTの地位は高いから、職業を書くときには必ず、Occupational Therapistと書いている、と教えてくれました。
しかも、イギリスのOTの年収は、当院のOTの年収の2倍以上(真偽のほどはわかりません)らしい上に、それほど大したことはやっていない、と言います(←失礼な)
私は今日、「イギリスでOTやろうかな」と言ってみました。
子どもが皆成人したら、という条件で同意を得て、しばし沈黙。   
二人で顔を見合わせ、「その時はもう、イギリス熱は冷めてるよ」と全く同意見でした。

だからこそ、7巻発売前にまた行きたいのですけどね。(贅沢な!)     

最もスネイプな都道府県 - 2007.04.11 Wed

必ず、一番は存在するのなら、調べてみようと思いました。
最もスネイプな都道府県。
とは言っても、こちらにいらっしゃるスネイプ先生好きな方たちの住む場所の投票をするだけですが。
もちろん、たまたま通りかかった医療関係の方で、スネイプ先生を応援してもいいかな、という方も投票してくださると嬉しいです。
投票を作ってみたら、すごく縦長の表になってしまいました。
47行もあるのですから当前ですが。
1ヶ月くらいは置いておこうと思います。
絶対値と、人口に対する割合から、それぞれ「最もスネイプな都道府県」を出したいところです。
1票くらいずつしか入らなかったら、どうしよう?

黒髪・鉤鼻・土気色」のトップから、投票所へ行けます。
奮ってご投票ください。

the Snapest town - 2007.04.10 Tue

ポッター・マニアさんの記事で知ったのですが、米アマゾンでは最もハリーな街(the Harry-est town)のコンテストが開催中だとか。
ハリー・ポッター7巻を予約した(多分アマゾンで)人が一番多く住む街はどこか、ということのようです。
日本の動向も知りたいところです。
どの街が一番ハリー・ポッターファンが多いのか。

ハリーの最上級がHarry-estというのも面白いです。
となると、スネイプ先生の最上級は、Snapest ということでしょうか。
eで終わる単語ですから。
最もスネイプな街(the Snapest town)・・・最もスネイプ先生のファンが多い街?それとも最もスネイプ先生的な要素のある街?

スネイプ先生ファンの数では、どんなにその合計が少なくても、必ず「一番の街」というところは存在するはず。ひゃー!そこはどこなんだ!!私の住む街は、残念ながら少なそう。まだお目にかかったことないから。
比較級だったら、Snaperですか。(スナイパーみたいな印象)
A街はB街よりスネイプだ・・・A街はB街よりスネイプ先生ファンが多い。
比較してもしょうがないですけど。

スネイプ先生的な要素という意味でのスネイプな、だったら。
最もスネイプな街…最も(黒髪な・鉤鼻な・土気色な・痩身な・毒舌な・不機嫌な・二重スパイな・孤独な・かわいそうな、痛々しい…)街
そんな街はありません。


最近、多忙で、なかなか腰を据えて、スネイプ先生のことを語れなくてもどかしいです。サイト巡りにも時間を割けないし。
スネイプ先生には関係ないけど、面白いバトンを回していただいて、それにもお答えしたいのですが、じっくり取り組めなくて残念です。
回してくださった方、もう少し、お待ちください。

一年生 - 2007.04.09 Mon

四月も二週目となり、あちこちで一目でそれとわかる一年生を見かけるようになりました。
我が家にも、二人の一年生が存在します。先週2回入学式がありました。

電車の中の小~大学生も社会人も、やはり一年生はわかります。
電車の乗り方に慣れていなくて、流れに乗れないというか。
いつの頃からか、馴染んでわからなくなるのですが。
今日は、スーパーにも一年生がいて、先輩と組んでレジ打ちをしていましたが、先輩がさりげなく、「小松菜」などと耳打ちしている様子が微笑ましかったです。
一年生は、初々しくて、一生懸命でけなげだと思います。

職場の一年生も、指導者である先輩に付きっきりで、動いています。
OTの一年生はいないので、少し気楽です(去年は質問されることを恐れていました)
去年の4月の日記にも新人さんに対する思いを書いていました。
遠慮がちな新人君を、初々しい、と言いつつ、そのうち『ちょっとやそっとじゃ動じなくなって、暴言を吐いたりするんだろうなあ』と見ていました。
うーん、彼、二年生になった今もかなり初々しいです。暴言など決して吐かないし。キャラクターかな。

私は四月はあまり好きじゃありません。特に空気や匂いが。
今までの一年生の頃の感覚がいっぺんに蘇るからです。
まずは友達を作らなければ、仕事に慣れなければ、環境に馴染まなくてはと、ものすごくエネルギーを使って消耗していた自分を思い出すからです。あれは、キツかったなあ。
我が家の一年生も、だいぶ消耗しています。
このブログを読んでくださっている一年生の方も、消耗しているかもしれませんね。早めに寝て、明日に備えてくださいね~

ここ何年か、一年生を経験していません。
それはいいけれど、なんだか年とともに、新しいことに挑戦しようという気概が減ってきたように思います。新しい環境に馴染むためのエネルギーを出し惜しむというか。
まだまだ守りに入るのは早すぎる気がします。
もうしばらくは、挑戦し続けたいものです。

イギリス世界遺産の旅~セブルス・スネイプを探して(3/25) - 2007.04.08 Sun

イギリス最終日のこの日は日曜日だったので、ホテルの朝食は7:30始まりでした。それでも色々準備があるからと、6:20には起きました。
しばらくしてから、サマータイムでずれた時間の確認を、とテレビをつけたところ、1局しか時間の表示をしていませんでした。
そして、その時間は7:44でした!私の時計では6:44です。
確かに前夜、1時間ずらしました。だとしたら、サマータイムって、2時間のずれ?でも、2時間のずれなど聞いていません。
息子は「フロントに『掘った芋いじるな』って聞いてこようか」と提案しています。
それは、イギリスに来る前から、「What time is it now?」の代わりに「掘った芋、いじるな」で通じるかどうかを試したがっていたからです。その頃は、「時計を持っていることだし、そんな質問をする場面などないでしょう」と笑い飛ばしていたのですが、時間を尋ねても不自然じゃない状況に陥ってしまってびっくりでした。

そうこうするうち、テレビの時間が8時に、私の時計が7時になりました。もう一度、とチャンネルを変えると、BBCで時間表示が出ていて、その時間は7時でした。BBCが間違えることはないでしょう。
やっぱり、私の時計は合っていたのです。
そして、最初の局(8チャンネル)では、相変わらず更に1時間進んだ時間を表示中。なんていい加減な。誰も問い合わせたりしないのでしょうか。チャンネルによって時間表示が違うなんて。
日本より小さな国ですから、場所によって時差があるはずもないし。
結局、「掘った芋」を試しには行きませんでした。行ってもよかったでしょうけど。

相変わらず風邪気味ではありましたが、お腹は完全に復活したようだったので、朝食はしっかり食べました。1食抜いたから空腹だったのです。
小説家のサマセット・モームが「イングランドでおいしいものを食べようと思えば朝食を三回食べよ」と言ったということは、あらゆるサイトやガイドブックで紹介されているのですが、今回の滞在、朝食は確かにとても美味しかったです。4日間同じホテルの朝食でしたが、色々選べるので飽きなかったです。

旅行社の人が迎えに来る少し前、チェックアウトの手続きをし、特に追加料金もなく、貴重品だけ取り出してもらって、これで「OK」だと言われました。
私は、このホテルが気に入っていました。毎日掃除は行き届いているし、タオルもシーツも清潔だし、お湯はたっぷり出るし、紅茶やコーヒーも毎回補充してくれるし、朝食も美味しかったし、言葉の壁はあったけれど接客の態度は丁寧だったし。
電子辞書には「このホテルはよかったですよ」を意味する例文が出ていました。「I enjoyed my stay」です。
言おうと構えていたのですが、いざチェックアウトが済んでみると、すっかりセリフを忘れていました。
それでもなんとか伝えたい。「I enjoyed…」と途中まで言って言葉に詰まっていたら、もうそれだけで十分通じていました。
笑顔で大きく頷いてくれて、「大丈夫、わかりました」というようなことを英語で言ってくれました(既になんと言われたかは覚えていない)
満足してホテルを去りました。

旅行社の車に一緒に乗ったのは、私たちの他に一組の母娘、一人旅の若い男性でした。そのまま一緒に搭乗手続きをして、出国の手続きのための長い長い行列に一緒に並びました。
その母娘は、海外旅行は何度かされているようでしたが、こんな長い行列は見たことがないとのことでした。とにかく気が遠くなるほど長い行列で、その階だけでは収まらず、階段を上り、外の駐車場に一旦出て、また折り返してくるという有様でした。飛行機は13時発の予定で、列に並んだ時は10時にはなっていなかったのですが、軽く1時間以上は並んでいたと思います。旅行社の人が、帰ってしまってからは、一緒の車だった人たちと、何か不思議な連帯感のようなものができていました。
無事出国できましたが、チェックは成田より厳しく、靴まで脱がされました。

帰りの飛行機は、窓側2席だったので、行きよりずっと快適でした。
滑走路の順番待ちで行儀良く並ぶ飛行機の数々を眺めたり、雲の上の青い空や、真っ赤な夕焼け朝焼けを見ることができたり。
雲の上に出る少し前、イギリス上空でまだ陸の様子が見えていて、だんだん小さく遠ざかっていく様子は寂しかったです。

食事の回数は相変わらず多く、辟易しました。
それでも日本に入るまでは、イギリスにしがみついていようと、食事は決して和食は選びませんでした。
最初の食事は、ビーフシチューを選びました。
DSC00224-1.jpgまたまたピンボケ写真
そして、最後の食事は、イングリッシュ・ブレックファースト。
何回朝食食べてるんでしょう?私。正直、機内食の朝食は、それほど美味しくなかったです。

本当に、楽しい旅でした。思い出すたび、豊かな気持ちになれます。
最後まで言葉の壁に悩まされましたが、伝えたいと思うことは片言の単語と、身振り手振り、表情で十分通じることが実感できた旅でした。
やっぱりノンバーバルコミュニケーションは、大事でした。
仕事をする上でも以前からとても大事にしていることでしたが。
ノンバーバルと言えば、non-verbal spell(無言呪文)、スネイプ先生もノンバーバルを推奨しています。今後重要になってくることは間違いないです!

タイトルに「世界遺産の旅」と入れた割には二ヶ所しか行けなかったのですが、そのへんは大目に見てくださいね。
イギリスがますます好きになったので、また是非いつか行きたいと思います。今度はスコットランドとか、羊毛の紡績の街も行きたいところです。スネイプ先生を、ずっと探し続けていたいと思います。
7巻を読み終わっても、そう思っていられますように。
もっと、もっと行きたい場所が増えますように。


結局手短に書けませんでしたね。長い旅行記を読んでくださった皆さん、ありがとうございました!!

ニアピン賞副賞! - 2007.04.08 Sun

「頂き物」のページを更新しました。
ニアピン賞副賞の小説を置かせていただきました。
少し模様替えをして、閲覧がちょっと煩雑になりましたが、人さまの作品には、少し気を遣おうと思います。
ご了承ください。

掲示板 - 2007.04.07 Sat

昨日は、どういうわけか、一時期掲示板を閲覧できない状態にありました。問い合わせのメールも下書きして、今日も同じ状態なら送信しようと思っていたら、今日は回復していました。
ご迷惑をおかけしました。
フォームから教えてくださった方、ありがとうございました。

イギリス世界遺産の旅~セブルス・スネイプを探して(3/24・後編) - 2007.04.07 Sat

映画「不死鳥の騎士団」の、おそらくスネイプ先生の記憶の一場面に、この場所は使われているようです。
ここでの撮影場面の画像がいくつか既に公開されていて、私はその撮影現場の「ブレナム宮殿」という言葉だけを頼りにここまで来たのです。
思った以上に広い敷地でしたが、料金所のお姉さんの助言のおかげで見つけられた時は、どんなに嬉しかったか!

その場所まではとても急な斜面を降りる必要があり、つんのめりそうになりながら下っていくと、草が少し踏まれて、道になりかけていました。撮影現場にたくさん写っていたスタッフたちに踏み拉かれたのだろう、と思いましたが、もしかしたら、観光客が既に何人もやってきているせいかもしれません。
しかし、その日は土曜日だったのに、寒くて天気が悪いせいか、観光客はとても少なく、その場所も私たちだけで独り占めできました。見渡す限り、人っ子ひとり見つけられませんでした。

公開されていた写真をプリントアウトするのを忘れてしまっていたため、どの角度から撮影されたものか、よくわかりませんでした。
アレック君の姿勢なども忠実に再現したかったのですが、帰国後確認してみたら、膝の曲げ具合が甘すぎました。
撮影した写真の数々は、ネタばれが大丈夫な方のみ、一番下の続きからどうぞ。

撮影後、ここでお昼にすることにしました。
しかし、私は、撮影直後からお腹が痛くなっていました。
今まで滅多に壊したことのない強靭な胃腸が、ついに悲鳴をあげたようです。その日の寒さはとても厳しく息も凍るほどだったのに、撮影のために防寒着を脱いだのが原因でしょうか。それとも、ずっと続いていた風邪のせいか、あるいは、朝食の食べすぎか、前日の何かに中ったのか。
サンドイッチは半分だけ食べ、残りは食べてもらいました。

それでもとにかく、息子が行きたがっていた迷路だけは行かなければなりません。平静を装いながらも、広い広い敷地を迷路とトイレを目指して歩きました(汗)
とにかく遠いのです。何しろ国立市を横切らなければなりませんから。
DSC00216-1.jpg
他の場所にも奇妙な形の巨木がいっぱい。料金所で聞かなければ、あの場所は見つけられなかったかしれません。

撮影現場とは地図上でほぼ対角線の位置にある、遠いプレジャーガーデンという所に行きました。そこには、生垣で作られた迷路がありました。ちょうど炎のゴブレットの第三の課題のように。
私の住む街にもそんな生垣の迷路のある公園があるのですが、規模が違います。高さは私の身長より50㎝以上は高く、そして、わかりにくいというか難易度が高いです。
DSC00213-1.jpg  DSC00210-1.jpg
右の写真は、途中で歩道橋のようなところを通った時に撮影しました。一見低く見えますが、2m近い高さです。
再びトイレに行きたくなっていた私には、この難易度の高い迷路は、拷問です。早く出たいのに、出口がない!!
なんとか出られましたが。

すっかり冷え切っていたし、目的は遂げられたしで、その後はもう庭園を散策することなくブレナム宮殿を後にしました。
少し待っただけでバスが来たのは幸いでした。オックスフォードは終点だし、切符は往復で買っておいたし、日本人の若い女性たちの集団も乗ったし、でなんとなく帰りは安心でした。
でも、お腹は相変わらず不安定だったので、クライストチャーチは断念しました。終点で降ろされた目の前に、クライストチャーチへの矢印の書かれた標識がありましたが。

帰りの電車は座れましたが、暖房が効いていなくて、1時間半がとても辛かったです。降りたパディントン駅は、行きと違い、プラットホームが連なる大きな大きな駅でした。 
DSC00217-1.jpg 乗っていた電車
ここでパディントンベアーグッズをお土産に買いました。
「くまのパディントン」のお話は子供の頃から私は大好きでしたから、ちょっと得した気分でした。でも、駅構内にあるという像は見つけられませんでした。探し出す気力もなかったのですが。

パディントン駅といえば、「ハリー・ポッターと賢者の石」でも出てきますね。ハリーがハグリッドとロンドンのダイアゴン横丁で買い物したあと、プリベット通りのダーズーリー家に戻る時。
「パディントン駅で地下鉄を降り、エスカレーターで駅構内に出た」(1巻5章p.130)
電車が出るまで時間があるからと、ハリー達はハンバーガーを駅構内のプラスチックの椅子で食べています。その後電車に乗って、走り出した電車の窓からハグリッドを見ていて瞬きしたとたん、ハグリッドの姿が消えていました。
映画ではパディントン駅は出てこなかったし、印象に残っていなかったのですが、ちょうど逆のコース、電車から降り、エスカレーターで下って、地下鉄に乗って、ホテルのあるサウスケンジントンに戻りました。

ホテルに向かう途中、近くのスーパーに入り、息子の夕飯や、家族へのお土産にできそうな物品を物色しました。
本当は、イギリス最後の晩として、ちょっとおめかししてレストランで食事をしようと、それぞれ服も用意していたのですが、私がとても無理だったので、レストランは止めました。
スーパーでは、袋入りのポテトチップスや、チョコレート菓子、カップスープ、カップめんなど、日本では見たことのないものを買いました。
まあ、輸入品を取り扱う店ならあるかもしれませんが、そういう所を覗く習慣はないので、どの品も目新しく感じます。

ホテルに向かう途中にある本屋さんの店先に貼ってあるポスターが、最初から気になっていました。一度は撮影しましたが、通りの向こう側にあるので、良く撮れていなかったです。もう一度近くまで行って撮影だけはしておこうと、最後の力を振り絞って通りを渡りました。
DSC00220-1.jpg
すごくブレた画像ですが、これが精一杯でした。何しろ、店先を撮るので後ろめたく、急いでいたのです。しかもよく写らず、何度か撮りなおした結果です。見えるでしょうか、「HARRY POTTER and the Deathly Hallows」と書いてあるのが。
撮影中、通りかかったカップルの男性が「何だ?」というようなことを英語で言いました(なんと言ったか覚えていない)
女性の方が「Oh! Potter」と納得したような声を出していました。
ハロッズの本屋さんも同じ名前の店でしたから、チェーン店なのでしょうか。やはり同じポスターが貼ってありました。
帰国後すぐに表紙が発表されましたから、今頃は違うポスターが貼ってあるかもしれません。
しかし、このポスター以外は、街中でハリー・ポッターに関連するものは見つけられませんでした。まだそんなに盛り上がっていないのでしょうか。

スーパーで買ったものを息子は夕食とし、私は砂糖をたっぷり入れた紅茶だけにしておきました。最後の晩なのに冴えない・・・
テレビで「トイストーリー」をやっていたので、つい見てしまいましたが、内容を知っているためか、映像がわかり易いのか、英語のみでも二人とも十分楽しめました。
そして、荷造りをして、時計の針を1時間進めて寝ました。
イギリスに到着時から、旅行社の人に繰り返し言われていたからです。
この晩寝て、次の朝起きたら、イギリス全土で1時間進んだサマータイムとなっているはずです。


イギリス世界遺産の旅~セブルス・スネイプを探して(3/24・中編) - 2007.04.06 Fri

オックスフォードには、ハリー・ポッターの映画のロケ地、クライストチャーチがありますが、それは帰りに時間があったら寄るつもりでした。
この日、私が行きたかった場所は、さらにバスで20~30分ほどの所にあるブレナム宮殿でした。ここも世界遺産に登録されています。

オックスフォード駅から東に500mほど行った先にあるグロースター・グリーン・バスステーションを、地図を見ながら苦労して探し出しました。
二階建ての立派な観光バスが並んでいます。
切符を買おうと、切符売り場に並びました。
行き先の「Blenhaim Palace(ブレナム・パレス)」は、明らかに息子の方が発音が良かったので(市内観光のガイドさんに教えてもらっておきました)、買わせるつもりでした。
しかし、ここでもすんなり切符は買えませんでした。どうも場所が違うようです。私が「Where・・・」と言ったきり、後が継げずにいると、「next door」と身振り手振りで教えてくれました。
建物に添って教えてくれた方向に歩き、最初のドアを開け、聞いてみたら、「pay driver」と言われました。またしても車中で買うようです。さらに発車時刻と8番のbay(区画?)から20番のバスに乗るよう教えてくれました。表示はないけど案内所だったのでしょうか。

そこは1~14だったか18だったかのバス乗り場が横一列に並んでいました。その間隔は大変狭いのに、行儀良くバスは並び、さらっと出発していく様子に感心しました。
私たちが最初にバスに乗りました。練習したとおり息子が発音したら、難なく買えました。そして、二階の一番前の左側の席に座りました。
DSC00193-1.jpg
出発後バスの上から見たオックスフォードの街

二階からの眺めに喜んだのも束の間、降りる時はどうしたらいいのか心配になり始めました。日本のバス同様、降りるバス停が近づいたらブザーを押して知らせるようなのですが、アナウンスがあるわけではないのです。でも、初めて行く場所なので、近づいたのかどうかなどわかるはずもなし。これは最初に運転手さんに言うべきだったと気付いたけれど後の祭り、走っている状態で、それを伝えに行くのも憚られました。

観光地なので、誰かが降りるかも、という淡い期待と、道路の案内板と、バス停の名前を見ながら、乗っていました。
ブレナム宮殿の看板と、その近くの街の名前が頻繁に出始め、そろそろ?と思ったとき、後ろの方の席から「Blenhaim Palace!!」と叫ぶ声が聞こえました。ガバッと立ち上がり振り向くと、私を見ている男性がいたのでブザーを押しました。やはり、私たちに教えてくれたようで、その方は降りませんでした。切符を買う声でも聞いていたのでしょうか。結局1階席から何人か降りたので、知らせがなくても気付いたとは思いますが、またしても人の情をありがたく感じました。そういうことは、日本人はなかなかできないと思います。


ブレナム宮殿は個人の邸宅です。第二次世界大戦中の首相、チャーチルが生まれた家だということです。実家ではないらしいのですが。住んでいらっしゃる方のお名前が、マールボロ公とおっしゃるので「」と思ったのですが、綴りがMarlboroughで、トム・マールボロ・リドルのMarvoloとは違って残念です。

とにかく、広大な敷地で驚かされます。2100エーカーだというのですが、エーカーがピンと来ません。計算が間違っていなければ、8.498平方キロメートルです。東京の国立市が8.15平方キロメートルということですから、それ以上の敷地ということでしょうか。国立市をよく知らないので、結局ピンとこないのですが。

20070324205659.jpg 門を入ってすぐに携帯で撮影
遠くに人が見えますが、その少し先が料金所です。さらにその奥に遠くかすんで見えるのが、宮殿の一部です。
こんな広大な敷地で、私は目的のものを見つけられるのでしょうか。

料金所は駐車料金を払う場所だと思い、素通りしかけ、呼び止められました。そこで「Park and Garden」と言って公園と庭園の見学料金を払いました。宮殿の内部には入れませんが、見るつもりはありませんでした。目的物は外にあるのです。チケットと一緒にパンフレットを渡されたので「map?」と聞いてみました。答えは「Yes」
そこでさらに質問です。「Harry Potter?」「ロケ?(日本語)」
相手の若い女性、にっこり笑って「Yes!」そして地図を指してくれました。
後で息子が「ロケーションとか言えば良かったのに」と何度も蒸し返して笑いましたが、とにかく通じたので良いのです。

教えてもらった場所に向かって歩きました。
DSC00197-1.jpg途中の景色

以下、映画「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」のネタばれ的な画像があります。大丈夫な方は続きをどうぞ。 

イギリス世界遺産の旅~セブルス・スネイプを探して(3/24・前編) - 2007.04.05 Thu

イギリス4日目の朝は6時に起き、7時に朝食に降りていきました。
3度目の朝食で、ようやく写真撮影ができました。もちろんフラッシュなしで。
DSC00191-1.jpg ピントが合っていませんでした
写真手前の大皿に載っているのは、時計の(ほぼ)12時の位置から時計まわりに、ハッシュドポテト、焼きソーセージ、焼きマッシュルーム、ポークビーンズ、焼きトマト、焼きベーコン2種、スクランブルエッグです。初日、口に合わなかったソーセージとは名前の異なるソーセージがあったので、取ってみましたが、やはりダメでした…
左一番奥は、リンゴなどのカットフルーツやブルベリーなどにヨーグルトをかけたもの、その手前がシリアルです。バナナがフレッシュに見えますが、パリパリに乾燥したバナナチップです。他、紅茶とオレンジジュース。空のお皿には、後にトーストが載ることになります。
そうそう、紅茶とコーヒーを持って回っている人の他、ウェイターにも色々役割があるようで、使い終わったお皿を下げる人と、トーストがいるかと尋ねる人がいました。
初日、ウェイターの一人が息子に何か尋ね、息子はしばらく迷ったあと「No,thank you」と言いました。「今なんて言われたの?」と聞いたら「トーストはいかがですか、って言ったと思う」と言い、その耳に驚いたのでした。
実際その通りで、この日は初めてトーストもお願いしたのです。
聞いていたとおり、三角の薄い薄いトーストが一人当たり2枚、計4枚スタンドに立てられて、届きました。


さて、イギリス4日目の3/24は、私は予備日に当てていました。
昨日行った世界遺産『ダーウェント峡谷の工場群』に、体調などの関係で行けなかった時のために。
前日は大変だったものの、無事目的地に行って帰ってきていたので、この日は、もう一箇所行ってみたかった場所を目指し、8時に出発です。

その場所も辺鄙なところのようなので、昨日の教訓を生かし、お弁当を買っていくことにしました。サウスケンジントン駅前の店で、サンドイッチをそれぞれ1パックずつ購入しました。チキンサンドイッチと、ベーコンとレタスとトマトのサンドイッチです。
日本のサンドイッチは、三角のものが2~3切れ入っていますが、イギリスのそれは、日本のより一回り大き目でぱさついたパンが2切れ入っていました。また、日本のサンドイッチはフィルムで包装してありますが、イギリスは、サンドイッチの形にぴったり添ったプラスチックのケースに入っていて、形が崩れません。滑り台の斜面にあたる部分がフィルムで、はがして開けます(わかりづらい説明…)

この日は、パディントン駅を利用することにしていました。
オックスフォードに行こうと思ったのです。
旅行社から3/24付けのワンデイトラベルカードをもらっていたので、地下鉄は乗り放題です。しかも土曜日は時間の指定なしです。
サウスケンジントンの駅からピカデリーラインでハマースミス、そこからハマースミス&シティラインでパディントン駅まで行きました。
(このハマースミスというのは、アラン・リックマンさんの生まれたところでしょうか?ウィキペディアにロンドンのハマースミスで生まれたとありますが)

パディントン駅では、自動券売機で切符を買うことにしました。
キャッシュカードで支払おうとしたのですが、機械が上手く読み取ってくれず、もたもたしていたら、後ろに何人か並んでいます。そこで中断して譲りました。並んでいる人の他に、屈強そうな3人の男性もいつの間にか囲むように立っています。
市内観光の時、ガイドさんが「スリはスリー(3人)で行動する」と言っていたので、要注意だと思い、とりあえず駅員さんのいる窓口に向かって歩きました。ついてはこなかったし、どうだったのかはわかりませんが、お財布を出して切符を買っている時は、狙われ易いと思います。
ガイドさんが言うには、1人がカバンの口を開け、2人目が財布を抜き取り、3人目が財布を持って走って逃げる、のだそうです。
それを聞いた時、息子は陸上部だったことで脚に自信があるらしく、「走って追う」と言いました。私はもちろん、やめるように諌めていました。
この時囲まれた男性が皆ベン・ジョンソ○そっくりだったので、「中学生ごときがベン・ジョン○ンに敵うはずがない」とあっさり諦めていました。いい勉強になりました。
結局現金で、券売機で買いました。英語だったので、うっかり片道しか買わなかったので高くつきました。一人片道£17.4(約4100円)です。

13番線から乗ったのですが、キングズ・クロス駅同様、13番線はちょっと変な場所にありました。またさっきの地下鉄と同じ自動改札機を使って入り、逆戻りかと思うような場所でしたが、とりあえず、表示どおりの9:00に出発したので、一安心でした。

景色はたちまち田園風景になりました。前日もそうでしたが、ロンドンはとても都会なのに、ちょっと離れただけで、驚くほどのどかな風景になります。
ガイドブックには1時間ほどで着くと書いてあったのに、1時間20分を過ぎても着かないので心配になってきました。こんなにロンドンから遠く離れてしまって、「行き先が違った」では済まないと思ったのです。
でも、1時間30分後には目的のオックスフォード駅に到着しました。
やれやれです。
前日のダーウェント峡谷も寒かったのですが、降り立ったオックスフォードも鋭い寒さがありました。

イギリス世界遺産の旅~セブルス・スネイプを探して(3/23・後編) - 2007.04.03 Tue

イメージ通りの家並みに満足し、次に目指すは紡績工場跡地です。
電車でさらにロンドンから遠ざかる方向にあるクロムフォードという所に水力を動力とした紡績工場が、産業革命時代に作られたはずでした。
6巻2章に書かれた「製糸工場」「廃墟」の言葉から私なりに推測したスピナーズ・エンド候補の一つでしたが、色々調べていくうち、産業革命や紡績工業自体にも興味は及んでいました。
そんなわけで、一度は紡績工場跡も見てみたかったのです。トビアスは、紡績工(スピナー=Spinner)だったかもしれないし。

さて、私たちは標識に従ってベルパー駅を探し始めました。
しかし、ある程度歩くと、標識の矢印の向きが正反対になってしまうのです。つまり通り過ぎてしまっているらしいのですが、全く駅が見つかりません。わけのわからないまま同じ場所を行ったり来たり。
そこは大きめのスーパーの裏側でした。
高いレンガの壁に囲まれた狭い通路を行きつ戻りつしながら、息子は「漏れ鍋のようになっているんじゃないか」と言います。まさにそんな感じで、レンガを突付くとか、呪文を唱えるなど、何か駅に通じる決定的なものを見逃しているのではないかという気もしました。
しかし、結局、スーパー裏のまるで個人の家に通じる私道のような小道の先に、ようやく駅を発見しました。
無人駅でした。
DSC00168-1.jpg
ベルパー駅(左の道がスーパー裏から通じる下り坂)

ちょうど、「千と千尋~」で千尋が別の世界に迷い込んだ時、橋の上から覗き込んだ下に線路があったような感じで、街より低い位置に線路も駅もありました。前の記事で、家並みの奥の方でスネイプ先生を撮った写真は、左横が橋になっていて、覗き込むと下を線路が走っています。

イギリスでは乗り越しは厳禁で、行き先までの切符を持って乗らなければ高い罰金を払わなければならないというのに、切符売り場が見当たりません。途方に暮れてしまいました。
息子はタクシーを探そうと言いますが、タクシー乗り場もないのです。先に進むことも戻ることもできなくなったと思い、血の気が引きました。しかも時刻表を見ると、1時間に1本あるかないかの電車があと10分くらいで来そう。ここは何としてでもその列車に乗らなければ。
そこで、勇気を出して真っ赤なコートの若い女性の通行人に聞いてみました「where can I buy a ticket?」すると「on the train」と教えてくれました!
電車の中で買えば良いようです。その後さらに「You should~」と言ってくれたのですが、私には聞き取れず。私は何をすべきだったのか、未だにわかりません(汗)

さらに時間が近づくと、犬を連れた年配の男性がやってきてベンチに座ったので、もう一度同じ質問をしました。
するとやはり、「on the train」さらに「Ticket man」が来てくれるので、あなたは彼を呼ぶ必要がない(多分そう言ったと思う)、というようなことまで教えてくれました。なんて親切な人なんでしょう!

乗ってみたら、その通り、「Ticket man」が来て行き先を尋ね、映画のナイトバスのスタンのような感じで切符を出して売ってくれました。二人で£5(約1200円)でした。ちなみに犬連れのおじさんも乗りました。
そして、降りたクロムフォード駅も、無人駅でした。
DSC00173-1.jpg

DSC00174-1.jpg
いつの間にか、単線になっていて、行きも帰りも同じホーム。でも、以前は横に線路があったことをうかがわせる配置。

駅を出てびっくり!ここは、ベルパー以上に回りに何もない駅でした。森の中に突然駅があるというような、不思議な風景でした。
それでも、歴史的な工場跡があるという標識はあり、時々車の通るそれなりの道路がありました。緑の薫りの静かな道の横には、ゆったりと流れるそれほど幅もない川が流れて、時々人気の感じられない教会やホテルがぽつぽつとありました。そして、突然、工場が現れました。
DSC00175-1.jpg DSC00177-1.jpg
看板には、世界で最初に成功した水力の綿紡績工場、と書いてあります。

ここでは、定時に有料のガイドツアーを行っていて、次は14時からでした。30分ばかり待った後、ガイドと思われる年配の男性に、参加したいと身振り手振りで伝えてみました。私たちの他に参加者はいないようでした。でも、なかなか伝わらず、「I can't speak English」と言うと、彼は身振りも加えて「このガイドツアーは、しゃべりがメインだから、英語がわからないなら、参加は無理」というような事をいいました。(と思いました)
それでも、私は中が見たいと身振り手振りで示したら、museum(博物館)があるから、ついておいで、と案内してくれました。
工場跡の一部が資料館のようになっていたのです。案内してくれながら、彼はとても申し訳なさそうに「あなたは英語がわからない。私も中国語(Chinese)が話せないから、これで勘弁してくれ」というようなことを言いました。この時はさすがに私も辞書の助け無しで「I'm Japanese」と突っ込みました。彼は「Oh! I'm sorry! I can speak ‘コンニチワ’」と言った後、再び「日本語も話せないから、説明できない」と言いました。
ちょうどアラン・リックマンさんと同年輩くらいの方で、顔は似ていないのですが、温かでおちゃめな雰囲気がちょっと似ていて、とても素敵なおじ様でした。
階段を上って案内してくれた場所で、好きなだけ見ていい、「no money」だと言って、私たちを残し、戻っていきました。私はそれで十分でした。

そこには、紡績工場ができる前の手動の紡績機や工場で使った機会などが展示されていました。
DSC00183-1.jpg手動紡績機

また、産業革命の年表や、この工場の当時の様子の写真も展示されています。
見学していると、離れた場所にいた息子に呼ばれました。
行ってみると、水車の模型が動いています。たった今、動き始めたそうです。「俺たちのために動かしてくれたんだよ」と言われ、胸が熱くなりました。
DSC00182-1.jpg

浴槽に浸かった男性(たぶん、創設者のアークライトさん)の指先から水が滴り落ちて水車を回す、というちょっと趣味の悪い展示物

夢中で見て回っていると、mill worker's houseという写真のコーナーがあって、その中にさっき行ったばかりのベルパーの写真もありました。
紡績工は確かにベルパーにも住んでいたのだと思います。
たとえトビアスが紡績工でなくても、「昔、紡績工(スピナー)たちが住んでいた家々の袋小路=スピナーズ・エンド」をそのままの地名で呼び続けることは十分考えられると思いました。

そんなことを思い、20分ほど見学していると、さっきの方が、3人の観光客を連れて入ってきました。彼は私に「さっきはどうも」といった感じの目配せをして、奥に行き、そこで講義を始めました。椅子が二十個ばかり並んでいて、ちょっとした教室のようです。
そろそろ電車の時間だったので帰ろうと思いましたが、講義中の彼に、一言お礼が言いたくて、でも声は掛けられず、持っていた紙の裏にボールペンで「THANK YOU!!」と大きく太く書いてカンニングペーパーのように、お客さんの背後から見せると、手を振って答えてくれました。

この日ばかりは、英語がわからないことが悔しかったけれど、言葉が通じなくても、何か通じ合えるものがあったという喜びで満たされ、またしてもこっそり涙を拭っていました。

しかし、この後、駅に着くと、電車の時間を休日のものと見間違えていたことに気付き、実に50分もの間、携帯カイロを交替で使いながらとてつもなく寒い駅舎で身を寄せ合って耐えました。
そしてようやく来た列車に乗り込み、切符を買いました。暖かいシートに座り、ホッとしてしばらくすると、誰かが私の肩を叩きます。「ベルパー」と言っています。行きのベルパー駅で切符の買い方を教えてくれた犬連れのおじさんが、「ベルパーだから降りなくて良いのか。ベルパーだよ」と繰り返し教えてくれていたのです!
私は、こんどは終点のダービーまで行くつもりだったので、そう言いたかったのですが、なんと「ダービー」をド忘れしてしまいました。
「NO.Belper.」と言ったら(変な文法)、おじさんは降りていきました。ごめんなさい、心配かけてしまって。お礼も十分言えなくて。本当にイギリスの男性は紳士だと思いました。特におじさんが素敵。
そして、ハッ!と気付く私。もしかして、キップもダービーではなく、ベルパーまでしか、買わなかった??
確認してみたら、やはりそうでした。
20070403221029.jpg
クロムフォードからベルパーまでのキップ

もう慌てたのなんの。息子は「乗り越しは100ポンドの罰金だよ」と青くなっています。2万円以上!
すぐに車掌さんを探し、もう辞書も見ずになんとか買い間違えたことを伝えようとしました。声に出たのがこの言葉「I missed」自分では「間違えた」と言ったつもりでしたが、これエキサイト翻訳に入れると「私は消えました」と出ました。こんなこと言ってたのか私!!
でも、その言葉に続けて「Not Belper」と言った後、再びダービーの言葉を忘れて呆然としていると「Derby?」と聞いてくれました。
どうやら伝わっていたようです。
「Yes!Derby!」と言うと、私の切符を指して、「Derby、OK」と言ってくれました。同じ金額だったようでした。

ああ、この日は、ほとほと疲れました。
ダービーからベルパーの乗り換えが見つからずタクシー。
ベルパーからクロムフォードも切符の買い方がわからず右往左往。
工場ではツアーガイドに参加したくて身振り手振り。
最後は切符の買い間違い。
なんとかダービーに戻って、熱い飲み物を買って、ロンドン行きに乗ったときは、どんなにほっとしたことか。帰れないかと思いました。
よく生き残れました(大袈裟)
息子もこの日は「何のためにイギリスに来たのだろう?」と自問したようで、ちょっとムードも険悪でした。そりゃそうでしょうね。ろくな根拠もなく、わけのわからない田舎に連れて行かれて、何度もピンチがあって。しかもお昼は食いはぐれ(クロムフォードで買おうと思ったら、店はなし)、持参したチョコバーとミネラルウォーターだけが頼りでしたから。

夕飯には駅でチキンとバジルのサンドイッチ、春巻き(温めてくれた)を買って帰り、熱い紅茶を入れて食べ、10時前には寝ました。

イギリス世界遺産の旅~セブルス・スネイプを探して(3/23・中編) - 2007.04.02 Mon

ダービー駅の外は小雨が降りだしたところでした。
タクシー乗り場はすぐわかりました。
先頭の車の運転手さんに、「I want to go to Belper」「How much?」と言ってみました。ところが、運転手さんは、何か長い文章を言っています(汗)どうやら「ベルパーは初めて行く。ベルパーのどこに行きたいのだ?」と言っていると思われました。
私にしても、ベルパーのどこ、というあては元々ありませんでしたから、示しようがありません。持っていった家並みの写真をプリントアウトしたものを見せました。ベルパーには、工場に勤める労働者たちの長屋があったようです。
すると、「他に行きたい所はないのか?」と思われる質問があり、私は「クロムフォード」と答えました。こちらは工場の跡がある場所です。
運転手さんは、ベルパーなら£15(約3500円)、クロムフォードなら£25(約6000円)だと言います。
ベルパーまで乗せていってもらうことにしました。
一時はどうなることかと思いましたが、なんとかベルパーまで行けそうでほっとしました。途中で、「ベルパー駅」と言えばよかったと気付いたのですが、どこで降ろしてもらえるのか見届けたくなり、そのまま黙っていました。
DSC00149-1.jpg
車窓から見た高い煙突のある建物(ベルパー近く)警告する指のようにも見えます。
「廃墟になった製糸工場の名残の巨大な煙突が、黒々と不吉にそそり立っていた」(6巻2章p.32)
「あのそびえ立つような製糸工場の煙突が、巨大な人差し指が警告しているかのように、通りの上に浮かんで見える」(6巻2章p.35)

結局、「ベルパー駅」の表示を通り過ぎてしばらく行った大きな工場前で降ろしてくれました。
DSC00150-1.jpg

この時のメーターの表示は£16.7(4000円弱)でした。この金額で請求されるのか、£15で請求されるのかわかりませんでしたが、既に£15と、チップとして£2コインを用意してありました。タクシーのチップは料金の10~15%だとガイドブックにあり、そうなると£1.5~£2.2ということになるからです。結局運転手さんは、メーターを指しました。金額が違うでしょう、と指摘する言語的能力もエネルギーもなく、さらに1ポンド足して£18渡しました。これだと16.7+1.67=18.37でちょっと少なめのチップが入っているという感じだと思ったのです。
が、運転手さんはどういうわけか、1ポンドと5ペンスをお釣りとしてくれました。どういう計算かわからず、「ティップ」と言って渡そうとするといらないというようなジェスチャーをします。運転手さん、言葉のわからない外国人を適当な所で降ろしてしまった、との罪悪感でもあったのでしょうか。私はここでよかったのに。でも、なんだか嬉しかったです。
この後どうせ駅を利用することになるので、通り過ぎた駅を目指して戻りつつ、家並みを見ていきました。
すると、いかにも古そうなレンガの建物が向かい合う通りを見つけました。ネットで見つけたmill workerのcommunityではないでしょうか。
DSC00152-1.jpg DSC00155-1.jpg
この通りを行くと少し新しい建物の町並みに移行してしまうので、袋小路にはなっていませんでしたが、このまま行き止まりでもあれば、私のイメージするスピナーズ・エンドそのものでした。
「荒れ果てたレンガ建ての家が、闇の中にどんよりと暗い窓を見せて、何列も並んで建っていた。(6巻2章p.33)
何列も、というわけではありませんでしたが、こんな通りは他にもありました。そして道も年季の入った石畳でした。
DSC00162-1.jpg
「壊れた窓を通り過ぎるナルシッサの足音が、石畳にこだました」(6巻2章p.35)

一軒の家が売りに出されていたので、ちょっと撮ってみました。
DSC00157-1.jpg

DSC00156-1.jpg DSC00158-1.jpg
わかりにくいのですが、下段右側の写真の窓の奥には、向こう側の窓と外の風景が少し見えています。扉の向こうの部屋の奥行きはそれほどないというか、奥には部屋がないのです。二階にはありますが。一軒あたりの幅からして横にもう一部屋あるかどうかは、わかりません。左側の写真が、ほぼ一軒分の幅なので、かなり狭いのではないでしょうか。
「入ったところがすぐ居間になっていた。暗い独房のような部屋だ。(6巻2章p.36)
実際隠し扉と隠し部屋でもなければ、ワームテールとの同居も難しい感じです。

DSC00159-1.jpg
一番奥ではないけれど、奥の方の建物の前にて撮影

それでも路上駐車の車が示すとおり、ここには人が住んでいて、時々一人二人、通りを歩いています。若い人が一人で住んでいる、といった様子でした。ここで、怪しい二人連れの東洋人が、写真を撮っている、などと思われたくなかったので、非常に気を遣って撮影していました。
特に、「先生」を撮影する時は。
DSC00160-1.jpg

この街は、思っていた以上に田舎でした。私のイメージでは、最初に降りた駅、ダービーの方がスピナーズエンドのある街に近い気がします。
さすがにローリングさんもここまで辺鄙な場所をイメージしてはいなかったかもしれない、と思いつつ、私はとても満足していました。
街の近くに川は流れているものの、臭気の漂うようなどぶ川ではないし、家並みも何列もあるわけではないけれど、その古い長屋は、確かに私のイメージするスピナーズ・エンドだったからです。
息子に見えないよう、こっそり感動の涙をぬぐっていました。
レンガ造りの長屋の一角で、スネイプ先生がどんな幼少時代を送ったのか、マグルの掃き溜めのような場所で、いつから自分が魔法使いだと知っていのか、考え出すときりがありませんでした。

イギリス世界遺産の旅~セブルス・スネイプを探して(3/23・前編) - 2007.04.01 Sun

せっかく早く寝たのに、またしても咳に起こされ、さらに鼻水まで加わって、安眠できませんでした。が、6時に起床した時には、緊張感からか、だるさは微塵もありませんでした。

この日の朝食は、パンをやめ、シリアルにしてみました。
シリアルは何種類か置いてあったのですが、昨日息子が観察したところによれば、イギリス人は何種類かを自分の器で好きなようにブレンドしていたようです。それを真似て、コーンフレークや他の穀物2~3種(何だったか覚えていない・・・)、バナナや杏やレーズンなどのドライフルーツを混ぜ、ミルクをかけて食べました。砂糖はかけなくても、フルーツの甘さで十分でした。
他は、チーズ、スクランブルエッグ、ベーコン、ハッシュドポテト、焼きトマト、焼きマッシュルーム、ポークビーンズ、果物(グレープフルーツ、メロン2種、スイカ)、オレンジジュース、紅茶。
この日初めて食べた焼きマッシュルームが大変気に入り、以後、毎日取る量が増えていきました。ただ焼いて薄い塩味がついているだけなのですが。


この日は、いよいよ今回の旅のメインである、スピナーズ・エンド探しです。ロンドンから電車で2時間近く北に行ったところに向かうので、着る物も重装備です。
長袖の肌着の上から、タートルネックのセーター、さらに毛のカーディガンをはおります。脚には厚地のタイツの上から靴下とジーンズを履きました。最後にもこもこしたフードつきの防寒着を着てでかけました。

地下鉄キングズクロス、セントパンクラス駅に着いたのは、ちょうど8:25でした。8:25発シェフィールド行きに乗りたかったのですが、地上のセントパンクラス駅に行くには少し時間がかかり、間に合いませんでした。ちなみにシェフィールドといえば、映画アズカバンの囚人で、膨らまされたマージおばさんが「シェフィールドの南で発見された」とファッジが話していました(原作ではその記述は無し)が、私が行こうとしていたダービーより遠く、プリベット通りのあるサレー州からはかなり遠くまで飛ばされたようです(映画では)。
そこで、9:00ちょうど発ダービー行きに乗ることにし、しばらく構内で待っていました。この路線は、ミッドランド・メインライン(Midland Mainline )といいます。
駅構内には大きな電光掲示板で日本と同様に各列車の発車時刻と行き先とプラットホームが表示されているのですが、既に行ってしまったはずの8:25発シェフィールド行きの列車の掲示も消えていません。
これは時間にルーズなイギリスの列車のこと、まだ出発していないのではないかと望みをつなぎ、ホームを見ましたが、そんな行き先の列車はありませんでした。「8:25 Sheffield on time」 と出ていましたが、on timeの意味がわからず、早速調べると「時間通り」。
??時間通り出発したのなら、なぜいつまでも掲示しておくのでしょう?
そしてダービー行きもすでにホームにありましたが、誰も乗る気配はなく、人々はベンチで何かを待っている様子です。私たちもなんとなく待ちました。
DSC00132-1.jpgダービー行きの列車

しばらくして、ノッティンガム行きの列車が停まっていたホームから駅員さんの声が掛かると、ベンチにいた人々がぞろぞろとそのホームに向かいました。皆、声が掛かるのを待っていたのです。
DSC00127-1.jpg
ちょうどこの「2」と書かれた低い扉のようなところに駅員さんが立ち、切符を確認していました。
ダービー行きは右奥に見えています。

発車10分くらい前にようやくダービー行きのホームから声がかかり、そちらの短い列に加わって切符を見せて、ようやく列車に乗りました。
DSC00146-1.jpg DSC00143-1.jpg
列車内(二等)の様子。車椅子用トイレは中も広々

シートはゆったりしているし、清潔で温かいし、とても快適でした。
そうそう、ここで私はようやく、カバンから彼を取り出す余裕が出てきたのでした。
DSC00134-1.jpg
旅立ちを前に、感慨深げに駅を眺めるスネイプ先生

10:50頃、ダービーに着きました。
ダービー駅に入る少し前、信号待ちか何かで列車が停まっていた時、ダービーの街の様子が目に入りました。いかにも古い工業都市といった感じの昔風なレンガ造りの建物が並んでいます。
離れたところに停まっていた貨物列車の赤く錆びた車輪に、風で飛んできた新聞紙がひっかかり、パタパタ揺れている様子が「寂れた工業の街」といった雰囲気を醸し出し、気分が盛り上がってきました。

旅行社ではMidland Mainline のロンドンからダービーまでの切符を手配してくれていました。
世界遺産である「ダーウェント峡谷の工場群」に行くには、ダービーから乗り換えてベルパーまで行くと良いと教えられていました。
乗り換えるのは、ダーウェント・バレーラインThe Derwent Valley Lineという路線のようで、15分間隔くらいででているらしい、とも教えてもらっていました。
さあ、ダービーからベルパーまでは、切符を買うところから自力で行わなければなりません。
ところが、The Derwent Valley Lineという路線が見当たりません。
私としては、地下鉄での乗り換えのように、「~Line→」のような表示があると思っていたのです。もしかして日本のJRと私鉄にように一度外に出ないと行けない場所にあるかもしれないと、外に出てみましたが、街頭にあった地図を見てもわかりませんでした。
そこで、もう一度駅に戻り、インフォメーションで聞いて見ました。
何と言ったかは、夢中だったのでもはや覚えていませんが、とにかく、「ベルパーに行きたい」「The Derwent Valley Lineはどこですか」というようなことを言ったのだと思います。すると、パソコンで手際よく調べてくれて、教えてくれました。
よく聞き取れないので、紙を渡すと、「12:26 PLAT2b」と書いてくれました。2b番線から12:26発の列車が出るということです。
でも、15分置きに出ていると聞いていたのに、1時間20分後というのはどういうことでしょう?私は何か間違えて伝えてしまったのではないかと不安になり始めました。
そこで、再び日本の自宅に電話をしました。日本時間では夜の8時くらいですから、絶対誰かいると思ってかけたのに、誰も出ません。
夫の携帯にかけたら、やっと通じました。レストランで子どもと食事中だったらしいです。なんて迷惑な電話をかけてしまったんだ…
とは言え、こちらも必死。
「乗り換えたいのに、私は何か間違えているみたい」「どこか離れたところに別な駅がないか調べてもらいたかった」と言ってはみたものの、相手だってパソコンもないし、力になってもらえそうにありません。
諦めて切ろうとしたら、「タクシーに交渉してみたら」とのアドバイスがもらえ、挑戦してみることにしました。

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

二尋

最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

.

過去ログ

ブログ内検索

RSSフィード

本サイト

黒髪・鉤鼻・土気色

最近のトラックバック

用語・略語

OT=作業療法(士)(Occupational Therapy/Therapist    オキュペイショナル・セラピィ/セラピストと発音)

PT=理学療法(士)(Physical Therapy/Therapist)

ST=言語聴覚療法(士)(Speech Therapy/Therapist)