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2012-08

接する年代 - 2012.08.15 Wed

帰省している親友のUと会って話をしました。
「何かを極めて大成するのは、その世界でもほんの一握りの人だけ。だったら普通の人は色々なことをやってみて人生楽しめばいいじゃん」というUの言葉に大いに共感しました。
が、その後「もっと、色々なことをやっておけば良かったなあ」と続きます。
「今からでも全然遅くないよ!色々やってみればいいじゃない?」と返したら、「またー。二尋はいつもそう言う」と言われてしまいました。

そこで今まで出会った患者さんたちの例を挙げます。
60歳で定年になってから何かを始めて、80代になった今「20年続けている」状態の方、定年後に行った旅行先に興味を持って大学院で学んで修士論文を書いた方のこと。
私はそういう方たちに出会うたびに、まだ色々できる、チャレンジしよう!と思うのだと話しました。
するとUは、「普段接している年代が違うから感じ方も違うんだ!」と納得顔です。
Uは中学の先生です。
若くてこれから何にでもなれる可能性を持った生徒達を見ていると、「これくらいの時にやっていればなあ」という気持ちになるのだそうです。
なるほどー!
出会った人のお話を聞いて前向きになれるのが、私の仕事の特権だったんですね。

でも、若者相手の仕事は別の特権があると思います。
つい先日、同僚のTちゃんが羨ましがっていました。
「学校の先生は、生徒に感謝されたらそれを覚えてもらってていいなあ。私たちの仕事も患者さんに感謝されることはあるけど、先に死なれちゃうから思い出に残ることはないよね」と。
確かに!とその時私は納得しました。
同じ人間相手の仕事でも、下の世代に関わる仕事だと相手の記憶に残るというのは、かなり羨ましい特権です。
どちらも得るものは大きいので甲乙つけ難いです。

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