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2017-04

原書を再現 - 2010.03.13 Sat

昨日の英会話のレッスンに、私は「アズカバンの囚人」の原書を持って行きました。
原書と邦訳本とで、イメージの異なる場面があったので、それを確認しようと思ったのです。
そういう場面は全巻を通していくつかありますが、主観の入る隙がなく、ジェスチャーで示すことが可能で、私にとって大事な場面、というのが3巻にありました。
それは、叫びの屋敷でノックアウトされたスネイプ先生の姿勢についての描写です。その部分を読んで、実際どのような姿勢が想像されるか、ネイティブスピーカーに聞いてみたいと常々思っていました。

そこに『prone』という単語が使われていると知った時の驚きといったらありませんでした。そのことについては、当時、こちらに書きましたが、とにかく私のいる業界では、『prone』はうつ伏せ以外の何物でもないので、日本語訳「首うなだれて伸びている」のイメージとは全く異なると思ったのです。

さて、その部分を読んでもらい、その様子を再現してもらいました。
エクスペリアームス!で足元から吹き飛ばされ、壁に背中から激突し、壁をつたう形で滑り落ち、顎を上げて口を半開きにして意識を失くす姿を演じ、先生はさらに、額を垂れていく血まで表現してくれました。

それは、私が日本語訳を読んだ時と全く同じ姿勢でした。(出血部位だけはどこだか具体的にイメージできなかったのですが)
しかし、それではその数ページ後のproneはどうなるのか。

なんと!先生はproneの言葉の意味を知らないといいます。
先生がproneを使った例文を言ってくれるのですが、それは全てproneのもう一つの意味「~しがちな、~の傾向がある」の意味でした。
私は一生懸命、それは解剖学の用語でfacedownを表す、と言ったのですが、知らないのではどうしようもありません。
イギリス人でもわからないような専門用語ってことでしょうか。
確かに私たちが使う「腹臥位」という専門用語だって一般の人が聞いたら「フクガイって何?」となると思います。これもプローン=うつ伏せのことなんですが。
「新しい言葉を教えてもらった」と逆に言われてしまい、結局、その部分は未解決のままでした。

しかし、私はそのまま引き下がりません。
「それがうつ伏せだっとして、頭から血を流していて意識がないのに、ハリーやルーピンたちは長い時間放っておいたのです。それはどう思いますか?」と聞きました。
「それは酷い!とっても危険」、と表情豊かに答えてくれました。
ですよねー。その言葉を聞きたかったんです。

それから、同じページにあった単語などもジェスチャーを交えて教えてくれました。
例えば『oozing』とか。
oozingは、「髪の下から血がタラタラ流れてきた」の「タラタラ流れる」の部分に相当します。
先生は、火山の絵を書き、大爆発ではなく、火口から溶岩がせりあがるようにゆっくり流れ出てくる時などにこの表現を使う、と説明しました。
なるほど~。そう聞くと「血がだらーっと出てきた」という感じにイメージは微妙に変化しました。

反対語として上げられたのが、『spurting』スプリンクラーのように噴き出す感じだそうです。
だったら、『gush』だって反対語になるのでは?
と聞いたら、gushのイメージは、もっと大きな傷、首を切られて血が噴き出る感じだ、とより一層激しいジェスチャーをしました。
…………。
ああ。
なるほど、やっぱりね。
その場面で使われていましたもの(泣)
そうか、そうか。スネイプ先生、叫びの屋敷で対極の出血を体験したんだな、ということもよくわかりました(号泣)

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