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2017-10

「死の秘宝PART2」2回目 - 2011.07.17 Sun

今日は、オフ会の下見がてら「死の秘宝PART2」を観てきました。
今回は3D字幕で観ました。

朝9:45の回に一人で行ったのですが、開場はその10分前、ということでしばらく扉の前で待っていました。
ところが、待っていたのは私と同じくらいかそれ以上の年齢の方が多く、若くてもせいぜい30代前半くらいの女性組。
多くが40代、50代くらいのご夫婦と見られる二人連れか、50代、60代以上の女性一人か。
この年齢層の高さは一体何でしょう?
朝早めだったからでしょうか。
それとも、10年前に小学生の親だった人たちがその頃はまって、子どもたちはハリポタから離れてしまった状態でしょうか。
開場した後は若い人や子どもも入ってきましたが、ちょっと驚きの光景でした。

3Dの映画は、私は全くの初めての体験でした。
3D眼鏡をかけて鑑賞する、ということも初めてでしたから、最初はつけたり外したりしてその違いを確認してみたりしてました。
別な映画の予告ではその効果が驚くほど顕著だったので、長時間の鑑賞は気分が悪くなりそうだと、先が不安になりました。
結局、ハリー・ポッターではそれほど立体感はなく、気分は悪くなりませんでした。

以下ネタバレです。
未鑑賞の方はご注意ください。





予想した通り、1回目とは全然感じ方が違いました。
映画は別物、原作の再現ではなく一つの完結した作品と見ると、急に違ったものに見えてきました。
1回目では、何を映像化してくれるだろう?という視点で見ていたので、記憶も断片的にしか残りませんでしたが、今回は一つの大きな流れを感じながら見ることができました。
こうしてみると、随分テンポ良く、中だるみもなく息つく暇もないような展開になっていることに気付きました。

大広間でスネイプ先生が生徒を集めてハリーの情報を得ようとする場面で、ハリーが出てきてダンブルドアの殺害を詰(なじ)りましたね。
その時、スネイプ先生がハリーに杖を向けて(一体何をしようとしたのかわかりませんが)、マクゴナガル先生がハリーを庇うように進み出てきた時、スネイプ先生は一瞬杖を逸らしかけました。
その躊躇いがとても好感が持てます。
そして、マクゴナガル先生がたたみかけるように攻撃してくるのに対し、スネイプ先生は防戦一方。生徒たちに危害が及ばないうちに、早々に去ったスネイプ先生、ほんとうに格好良すぎました。

耳の方も少し余裕が出てきて、字幕だけに頼らなくなってきます。
マクゴナガル先生がフィルチに命じた「スリザリン生を大広間から出しなさい」という言葉に「ミス・パーキンソン」という言葉も混じっていることに気付きました。
もしかして、「(ハリーを捕えて突き出そうとする)パーキンソンみたいなスリザリン生を大広間から出しなさい」と言ってるのかな?と期待したけれど、結局「パーキンソンとスリザリン生」と言っているようです。
マクゴナガル先生には「この呪文使ってみたかった」とかフィネガンに爆破術を指導してもらったら、とかとてもお茶目な場面がいっぱいあるのに、この一言で気持ちが冷え冷えとするのをどうすることもできません。

スネイプ先生が「リリーと同じ目だ」と言った場面ですが、試写会で初めて見た時「母親と同じ目だ」と言ったのか「リリーと同じ目だ」と言ったのか、帰宅後わからなくなってしまい、ネットで調べて「リリーと同じ目だ」と言ったのだな、と記事にしたのですが、実は英語では‘You have your mother's eyes.’と言っていたことがわかりました。
目で見たものと、耳で聞いたものを同時に認識できていたことを確認したのは初めてです。
それにしても、なんで字幕ではわざわざ「リリー」の名を出したんでしょう?文字数だって「母親と同じ目だ」の方が少ないのに。
いえ、どっちにしてもその言葉は過剰な説明に感じます。
観客への説明なら、別な形で行って欲しいです。折角の良いセリフが台無しだし、息も絶え絶えの人にそんなに説明させないでよ!と思ってしまいます。

スネイプ先生の記憶の場面もやっと落ち着いてみることができました。
映像や音楽の美しさ、1回目は全然認識できていませんでした。
ただ、リリーとペチュニアが出てきた!セブルスが樹の洞から出てきた!なんか飛ばした!仲違いしてない!くらいでした(笑)
また、1回目は映像を追うことに精一杯だったので、字幕をちゃんと見ていないところもあって、「命がけでハリーを守る」という約束をしたことにも気付いていませんでした。原作では、「命がけで」とは言わなかったと思います。ただ「守る」だけだったような。
それでやっと観客にもスネイプ先生がどれほど真剣みハリーを守ってきたか、がわかるのだと思いました。

そして、私は2回目にしてようやくスネイプ先生の死の場面、記憶の場面で思い切り涙を流すことができたのでした。
普段眼鏡をかけた生活をしたことがないので、眼鏡をかけたまま涙を流したらその後どう処理していいかわからず、流しっぱなしにして、首まで来たところでハンカチで拭きました。隣の人は汗でも拭っていると思ったかもしれません。

それからは涙腺が緩みっぱなし。
ネビルが成長したと感じては泣き、蘇りの石でハリーを愛する人たちが登場しては泣き、ヴォルデモートを倒した後トリオが風に吹かれて並ぶ姿に泣き、アルバス・セブルス・ポッターに泣き、ホグワーツ特急を見送るトリオの立ち姿に嗚咽が漏れるほど泣きました。
おかげで、激しく消耗し、エンドロールが終わってから立つのも大変でした(笑)

そうそう、私が一番3Dを感じたのは、ヴォルデモートの破片が飛ぶところでした(笑)
目の前に薄い皮膚みたいなものが舞ってきたように見えて、ぎょっとしました。

● COMMENT ●

泣けて

二尋さん、本を読んだときに泣けなかったのでしたよね、ようやく思い切り泣けて良かったですね。私はセブルスの死と33章を読んで滝のように涙を流し、うつ状態になりましたが、映画ではテンポが速くて、映像と字幕を追うのに必死で、本を読んだ時のようには号泣できませんでした(でも泣きました)。

大広間の演説シーンは、ヴォルデモートが来る前に何としてもハリーを捕らえて、ダンブルドアから託された重要な秘密を伝えようとしたのだと解釈しました。でもハリーと反抗勢力の思わぬ登場に、選択の余地がなかったのだと思います。
大広間に共にいたカロー兄弟が闇の印に触れてヴォルデモートを呼んだら、秘密を伝えるチャンスがなくなるどころか、生徒を危険にさらしてしまいます。自分が劣勢と知りつつも、何とかハリーを(安全に)捕らえようと杖を向けたのではと思いました。
つくづく憎まれ役ですね、泣けてきます。

恩師がハリーの前に進み出たので一瞬躊躇する場面は私も好きです。セブルスは誰も傷つけたくないはず、仕方なく退散しますが、それは、ちゃんとカロー兄弟がノックアウトされた後なんですよね。ヴォルデモートを呼ばれる可能性がゼロになったことを確認してから退散する(と勝手に解釈しました)あたり、素敵すぎます。
「卑怯者」のセリフと共に大広間が歓声にわくシーンは、セブルスの気持ちを思うと本当に切ないです…。

死に際のセリフ、やはり“リリー”とは言っていなかったんですね。どうして字幕に要らぬ説明を含めたのでしょうか。“母親=リリー”と分からない観客のためでしょうか?本当にせっかくの美しいセリフが台無しです。

実は、映画を見てからまたうつに近い状態になってしまいました。今回の映画はかなり高評価のようですが、セブルスを愛する者にとって救いがないことに変わりありません。せめて死者を悼む言葉が一つあったら…リリーが感謝を伝えるようなシーンがあったら…私が救われるのですが。二尋さんのブログで毒を吐いて本当にごめんなさい!

自分の感想を書いていないのにここに書きたくなった

リリーと同じ目といわせるのと母親と同じ目といわせるのは
同じようですごく違いますよね

母親と同じ目といったほうが、ハリーを愛している感じがします、リリーとというとリリーのついでの感じがします。
もちろん私の感じ方によるものですが。

>音ぷさん

実は、原作を読んだ時も、今回程度の涙は出たんです。
私は、本を読んだ時に号泣したかった。ちょうど今回の映画でリリーの亡骸を抱いて声を上げて泣いているスネイプ先生のように。あれくらい泣きたかったのですが、それを抑えつけてしまったことが今でも悔やまれます。腹筋が痙攣してしゃべれないくらい大声を出して泣いておけばよかったです。

一瞬ためらった後、再び杖を上げたのは、防ぐだけにしようと決めたからではないかと思っています。とにかく逸れた魔法が生徒に当たったりしないよう、配慮したのだと思います。そういう配慮を後になって誰かに気付いてもらいたかったですね。

はい、「リリー」とは言ってませんでした。音ぷさんに前回コメントをいただいた時、私も「your mother」がどこかに入っていたよな、と思っていましたが、「母親リリーと同じ目だ」だったのか何なのか、思い出せず、今回確認したら、リリーの方が英語にはなかったんです。
その理由は私にはよくわかりませんが、どちらにしても‘Look at me’で終わりにした方が、観客の想像力を刺激して良かった気がします。また、ずっと隠してきたのに、最期にそれを言わせてしまったら、心を開いた印象を与える気がします。

ここで毒を吐かれるのは構いませんよ~
結局、大まかな流れは原作と変わらないのでしょうけれど、真相を知った誰かがスネイプ先生を大切に扱った形跡が、どこかに見られるとそれだけで少しは楽になれたような気がします。少なくとも、映画を観終わった後の気持ちは、もう少し清々しいものになったことでしょう。

>hajime*mamaさん

ご自分の感想より先に、コメント書いて下さってありがとうございます!
リリーの名を出すと、ただそれだけ、って感じが私もします。
しかし、「母親の目」とも言わせないで欲しかったです。
原作のように、あくまで想いはひっそり閉じ込めたまま、逝かせてあげたかったです。
記憶を渡してしまった以上、ひっそりというわけにもいかなかったでしょうけれど(涙)


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