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2024-03

震度差 - 2012.07.03 Tue

今日、病棟の個室のベッドサイドでリハビリをしていたら、足にビリビリと下から細かく伝わる振動がありました。
地震?と思い構えたら、すぐには揺れなかったものの、しばらくしてユッサユッサと揺れ始めました。
患者さんも「あら?地震?」と気付きました。

その時私がいた病棟は古くて、去年の地震でも他の場所より大きく揺れた場所だったので、当時のことが頭を過り、何かあったら覆いかぶさろうと思って患者さんの手を握っていました。去年はキャスター付きのモニターなどが移動したと聞いていたので。
廊下ではナースが個室のドアを開けて回っています。

地震が治まってから、私はちょっと迷いました。
大きな地震があった時に病棟にいたら、中断してひとまずリハ科に戻って指示を仰ぐように、と言われていたのですが、これが“大きな地震”の部類に入るかどうか微妙だと思ったからです。
病棟の騒ぎからすれば大きな地震のように思えますが、リハ科のある建物とは揺れが違うし。

結局、「すぐに戻ります」と患者さんに告げてリハ科に戻りました。
が、同僚たちは何事も無かったように仕事していて温度差を感じました。
「あの…すごく揺れたんですけど…」と言いたい言葉を飲みこんで、また病棟に戻りました。
さっきの患者さんの部屋の近くでSTのSさんに会ったので確認したら、地震の時もその建物の同じ階(4階)にいたことがわかりました。
「すごく揺れたよね」と聞いたらこう言われました。
「そう、すごく揺れたけど、こういう時にリハ科に戻ると、みんな何事も無かったような涼しい顔で『揺れたの?』とか聞いて腹立たしいんだよね」
まさについさっき私が体験したままの体験ががSさんにあって、その教訓からこの時はリハ科に戻らないと判断したようです。
私も身を以って学んだので、次回に生かせると思います。
しかし、全く何なんでしょう、この震度差は!

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