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2017-11

朝の葛藤 - 2016.07.08 Fri

出勤日の朝、自転車に乗って駅に向かう途中、ほぼ毎回小さな葛藤が生じます。
通勤路のどこでその葛藤が生じるかは、私が家を出る時間に左右されます。いつでも同じ時間に家を出られるとは限らないからです。
どういうことか、わかるでしょうか。
通勤時に毎回すれ違う人がいて、その人の姿を見ると、その葛藤が生じるのですが、相手がいつも同じ時間に同じ場所を歩いているとしても、私自身が10分くらいの幅をもって家を出ているので、すれ違う場所もずれてくるんです。

その人に最初に気付いたのは1、2年くらい前だったでしょうか。
大学時代の研究室で一緒だった同級生Y君によく似ていたので、私の中では「Y君似の人」とすぐ認識されました。
もちろん、Y君自身ではありません。家庭を持って故郷の北海道に暮らしているのは年賀状のやり取りで知っているし、何より年齢が当時の彼に近すぎます。
Y君に似ているからと言ってどうと言うこともないのですが、すれ違う場所で「今日は遅い」とか「早い」とか乗れる電車が推測されるので、なんとなく気にしていました。

いつの頃だったか、自転車がうるさい音を立てるようになりました。
症状を話すと、夫はチェーンがたるんでいるんだろう、と言ったので、購入した自転車屋さんに直してもらおうと持っていきました。
その時修理してくれた人が、Y君そっくりだったのです。
この人が通勤時毎回すれ違う人と同一人物なのかは、私には判断できませんでした。自転車屋さんは近くで顔をしっかり見ることができても、道ですれ違う人にはそれはできないからです。でも、店の位置としては、彼の歩く道は通勤路になり得るのは確かで、その日以降、私の中では「Y君似の人」ではなく「自転車屋さん」と認識されるようになりました。

さて、何週間か前、私の自転車はまた異音を出すようになりました。前と同じような音なので、きっとまたチェーンが伸びてたるんでしまったのでしょう。
こうなると、整備不良の自転車で「自転車屋さん」とすれ違うのが恥ずかしくなってきて、彼を遠くに認めると、漕ぎ方を調節してすれ違う時には惰性で進むようにして音を出さないようにする日が続きました。
が、ある時「自転車を直してもらって日が浅いのに、また鳴りだすなんて彼の整備の仕方が良くなかったんじゃない?私が恥じることはない」と思って、堂々と漕いでみたり…
結局、毎回音を立てるか立てないかで、小さな葛藤が生じる、というわけです。
そして、今一番の悩みは、修理のために自転車屋さんに再びこの自転車を持っていくかどうか。自転車屋さんが「Y君」だった場合、すれ違う時に会釈するかしないかで新たな葛藤が芽生えそうで、面倒なんです(笑)

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