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2017-08

2017年読書会議事録(2)  - 2017.01.28 Sat

読書会の議事録の後半です。
忌憚のない意見がたくさん出て、とても有意義な時間だったと思います。
以下、色々な見方をお楽しみください。

【15章】
スラグホーンのクリスマスパーティーにて、スラグホーンが「このセブルスでさえ―」と言いながらどこからともなくスネイプ先生を引き寄せる場面が好きです。私もどこからともなくスネイプ先生を引き寄せたいです!
・なぜスネイプ先生はそんな近くにいたのか→常にハリーを気にかけているからいつもハリーの側にいる
・スラグホーンに無抵抗なのが可愛い

パーティ会場でフィルチによって突き出されたドラコを見るスネイプ先生の顔に怒りと同時に恐れをハリーは見て取っています。この「恐れ」とはどういうことでしょう?ドラコの軽率な行動は、破れぬ誓いを結んだスネイプ先生の命を脅かすからでしょうか。
・ドラコのなりふりかまわない行動が心配、焦りを感じている
・ドラコの命を守りたい。ドラコが死ぬことを恐れている
・ドラコが死ぬようなことがあったら自分の命もあぶない
・置かれている状況を把握せずにパーティに来てしまったドラコの浅はかさへの恐れ
・今まで教わってきたダンブルドア殺害をやり遂げるためにドラコ自身が行動をおこそうとしている、子どもの心さえこんなにも毒するヴォルデモートへの恐れと、目的を遂げるために殺人を犯そうとしているドラコの心への恐れ

【17章】  
ハリーがスクリムジョールに「骨の髄までダンブルドアに忠実だな。」と言われ「その通りだ。」と言ったということをダンブルドアに伝えた際、彼の瞳が微かに涙に曇った気がした、とありますが彼はこの時何を考えていたと思いますか?
★「大臣は僕のことを非難しました。『骨の髄までダンブルドアに忠実だ』って」
「無礼千万じゃ」
「僕はそのとおりだって言ってやりました」
ダンブルドアは何か言いかけて、口をつぐんだ。(中略)ダンブルドアのキラキラしたブルーの瞳が、ふと涙に曇るのをみたような気がして、ハリーはどうしていいか(略)
この時のダンブルドア先生の気持ちを皆さんはどう推測されますか? 

・このような態度はダンブルドアらしくて好きだけど、同時に腹が立つ
・ハリーに対する哀れみ、罪悪感、自己嫌悪など複雑な気持ち
・絶対的存在だったが、だんだん人間臭くなっていくダンブルドア
・傭兵を育ててしまった罪悪感⇔傭兵を育てられて満足
・ハリーに対する哀れみや罪悪感など全くなく、純粋に思い通りに育ったことへの感動、勝ち誇った感情
・自己嫌悪を感じるほどやさしい人ではない、自分に忠実に育ってくれたことに感動
・心の底から申し訳なく思っていたら(ロケットの入った水盆の)水を飲んだ時にハリーに対する謝罪もあったのでは?
・涙も計算の上?泣くのずるい、あざとい

スネイプ先生へ信頼について、ハリーとダンブルドアの話に口を挟んだフィアス・ナイジェラスの「変えるべきではなかろう」はどんな意味の言葉でしょうか?
フィニアスは校長室でのダンブルドアとスネイプの秘密の会話を唯一聞いてきた存在だと思うのですが、フィニアスはある程度スネイプを信頼していたいうことでしょうか。

・フィニアスはいつもハリーたちの言葉を聞いている
・スネイプが無茶な依頼を受けている場はいつも校長室だからスネイプの使命も知っていた
・フィニアスは一番人望がなかった校長、すごい依怙贔屓な人、スネイプのことも単にスリザリンの可愛い子という認識で、だからダンブルドアは無視したのでは?
・フィニアスの信頼は校長室での一幕は関係ないのでは?
・生徒が校長に意見するのを嫌がっている
・ダンブルドアに対しての皮肉
・今更スネイプのことを疑うなんて

ハリー達は、ウィーズリー家の台所から マクゴナガル先生の部屋の暖炉へと帰って来ましたが…
ホグワーツでの教授達の部屋は、どんな間取りだと思いますか?(特にスネイプ先生)研究室、寝室、居間もある?浴室はバスタブ付き?調度品は?皆さんの想像(妄想?)するイメージを聞かせてください。

・生活できるよう一式整っている
・魔法で配置・間取り変更可能?
・スラグホーンが広い部屋を求めた→広さは変えられないのでは?
・必要の部屋のように好きな部屋にできる→必要の部屋は特別?

未成年が魔法を使ったら探知されますが、どういうシステムだと思いますか?
子供が使ったらアラームが鳴るとか、住所がでるなどの装置があったりするんでしょうか?

・未成年の匂いとは??
・魔法省に地図があって、使ったら表示されるとか
・ハーマイオニーなどのマグル生まれ魔法使いの魔法暴走は?
・魔法省は学生だけをチェックしているのか?
・家族が魔法続だったらスルーする 大人がいればOK
・入学前の子どもは違法ではないがマグルに見られていた場合の対処が必要なのでは?
・ある意味有名無実の法律では?突き詰めると矛盾が…

【20章】
★スリザリンのロケットを見てるヴォルデモートにヘプジバが「~みすぼらしい身なりの女から買ったらしいわ。~」の言葉の時、ヴォルデモートが怒ったように思われますが、どういう理由で怒ったと思いますか?
私はヴォルデモートにも少しは母がおとしめられて哀れに思う気持ちがあったのかもと思います。

・スリザリンのロケットは自分のもの、正当な末裔・継承者なのに、という怒り
・正当な持ち主だという誇りを汚された怒り
・へプジバに対する軽蔑、怒りの念
・母への愛があったのか
・母親に対する愛着からではなかったのでは
・大事なものを本当の価値を知らずに売り飛ばした母への怒り

ダンブルドアがスラグホーンの記憶を取り忘れたハリーを咎めるシーンがあります。このシーンについて皆様はどうお考えでしょうか?
・ダンブルドア、何言ってるんだ、という気持ち。咎められる筋合いはない
・ハリーに重要さを知らせていないのになぜ咎めるのか
・ダンブルドアのわがままさ、ハリーに対する甘えを感じる
・わがままでいい、余命が無いので焦っている
・謝るハリーもダンブルドアにマインドコントロールされている
・もうすぐ自分はいなくなるからハリーを奮起させたかった

ホグワーツ生の就職活動はどういう風に行われるのでしょうか?第2 0章P165でリドルに先生がたが魔法省の面接を設定しようとしてましたが、他の生徒はいつ就活しているのでしょうか?
・マグル生まれの子はマグルの社会で就職できるのか?
→マグル社会に適応できる教科を教えているのか?いないのでは?
→学歴は詐称できそう(マグルの学校名で)
・卒業後に就活では?(ギャップイヤー)
・コネや伝手を駆使している
・教授が就職先へ紹介状を書く←寮監のお仕事

【23章】
魂の分断について。
スラグホーンによると「殺人は魂を引き裂く」ということす。魂は2つに引き裂かれるだけでも恐ろしいことですが、何度も魂を引き裂いて分霊箱を作ったヴォルデモートは、ハンサムだった容姿が見る影もない姿になっています。ところで、死喰い人の皆さんは何度も殺人を犯しているはずで、ワームテールなどはマグルを13人も殺しています。誰もが疑問に思うことだと思いますが、彼らの魂も何度も引き裂かれてしまっているのでしょうか?この辺の仕組みについて、皆さんの考えをお聞きしたいです。

・魂は殺人によって傷つく、分断ではなくひびが入るイメージ。
・分霊箱を作ると完全に分割(split)してしまうイメージ。そうなると外見にも影響がでてくるのではないか、魂の欠片が肉体から離れると肉体も衰える?
・魂の引き裂かれ具合は死後にも影響を及ぼす?→プラットホームのシーン、引き裂かれていない人は完全体の身体、ヴォルデモートは醜い姿に成り果ててしまっている
・引き裂くというのは魔術儀式としての殺人?
・殺そうと思ってする殺人と命令されて行う殺人の違い
・闇祓いの人達は殺人をしないのか?

【24章】
316ページ スネイプ先生は、ハリーが自分の教科書を使っているのに気がついていなかったのか?
もし気付いていながら教科書を取り上げなかったのならば、その理由は?

・スネイプ先生が仕組んだ説→ハリーならセクタムセンプラを使わないと信じていたのか→ハリーには効果わからない→敵に対してとある→敵が人間とは限らない、足の爪が伸びる程度の効果という認識の可能性も
・スラグホーンのパーティで怪しいと思い始めたのでは?魔法薬学の成績が良い話が出た時。→マルフォイニセクタム・センプラかけた時に確信
・残したのは取っておいたから?本人は捨てたつもり?
・魔法薬学は得意だけど好きという記述はない。
・物に頓着しないので教科書も特に興味なく、物を捨てられないから卒業時寄贈した?
・授業で使うからとってあった→先生になる予定はなかったので、教科書をとっておく理由はないのでは?
・残っていたのはたまたま。教科書に間違いがあるから訂正の書き込みのある自分の本を持ち込んだ
・教科書にはリリーとの思い出もあるのでは?
・自分の研究成果(教科書の訂正、開発した呪文)が残っている。研究者としての功績を捨てるだろうか
・退職する時は寄贈するもの?
・プリンスを名乗るなど黒歴史の塊(自分にとっての恥)を残しておくのか?
・露見したらダンブルドアに不快に思われるかもしれない

【25章】
ハリーとダンブルドアの会話で、
ーーダンブルドアは一瞬沈黙した。何事かに関して、意思を固めようとしているかのようだった。しばらくしてダンブルドアは口を開いた。『わしは確信しておる。セブルス・スネイプを完全に信用しておる』ーー
とありますが、本当に信用していたでしょうか?それとも信じようとしていただけでしょうか?

・ハリーを納得させるためにリリーのことを話そうかと思ったがやっぱりやめようと決意した。リリーのことを言えないダンブルドアの悩み
・100%信用していなければこの計画はうまく進まない
・弱いところを握っている、裏切らない確信あった
・そもそも信用なのか?ダンブルドアにとっては自分の指示したように動くか動かないかの基準ではないか
・最後は自分しか頼らない
・もう一歩踏み込んでいない
・スネイプ自身は信用されているとは思っていない

【27章】
★稲妻に打たれた塔の上でダンブルドアに「セブルス……」と声をかけられて前に進み出たスネイプ先生、ダンブルドアを一瞬見つめたその顔には、嫌悪と憎しみが刻まれていた、とハリーは見ています。ハリーが見た通りの感情を抱いていたのか、別のものだったのか、どう考えますか?
・ハリーの見た通りだったのでしゃ。なぜ自分に殺させるのか、やりたくない殺人をさせられるダンブルドアへの憎しみ
・嫌悪と憎しみ、相手に対しても自分に対しても
・嫌悪と憎しみ以外に、悲しみも→ダンブルドアを殺さないと誓いを破ることになる=死、のスネイプ先生を助けるつもりで自分を殺せというのが
・自分が助かるためにダンブルドアを殺す、という方法しか結局とれなかったという諦観
・自分に対する不甲斐なさ、自分自身を責める、自己嫌悪
・少なくともダンブルドアを好意的には思っていた→逆に憎しみへ

【全体】
プリンスの教科書について  ハリーが手にしたプリンスの教科書、発行は50年ほど前(16章)で、セブルス少年が学生時代に使用し、彼が「半純血のプリンス」であるのは間違いないようです。発行年から考えて、母親が使っていた教科書のお下がりなのかなと想像しています。 スラグホーンによると、リリーは魔法薬の天才でしたが、セブルスはそこまででもなかった(15章)ということなので、魔法薬に関する書き込みはリリーに教わってメモしたのかなと考えています。学生時代の思い出と努力が詰まっているはずの教科書なのに、他の古い教科書と一緒に無造作にしまわれていたのはなぜなのかなど、この教科書に関する皆様の考えや想像をお聞きしたいです。
・自分の努力で書き込んだ結果ではないか
・リリーが魔法薬に優れていた「セブルス君でさえ」
・この教科書を使う頃は仲たがいしている、教えてもらっていない
・リリーを観察していて判明したことなど書き留めていた→リリーへの執着がすごい、ある意味ストーカー
・黒板に書かれた文字をハリーは見ていたはず、筆跡でハリーはわからなかったのか?→対生徒用の字体とプライベート用に字体とでは使い分けていた?
・リリーはひらめきの天才、工程の書き込みはセブルスの努力
・リリーを天才というのはスラグホーン先生のフィルターなのでは?
・セブルスの方がリリーに教えていたのでは
・50年前の教科書が改訂もされず間違いがそのままになっているのはおかしくないか?

主人公であるハリーがスネイプ先生(プリンス)の能力を認める、というのが6巻の醍醐味の一つではないかと感じています。皆さんはいかがですか?私は例えば以下のような記述が好きです。
12章『とは言え、これまでのところ、プリンスのほうがスネイプよりずっと効果的な先生だったのは明らかだ。』29章『マルフォイのセクタムセンプラの傷を、スネイプが杖でやすやすと治したことを、ハリーは思い出した』
30章『あんなに自分を助けてくれた、あれほど賢い男の子』

・お互い何もわだかまりがなければ良い関係だったかも。スネイプはハリーにとって尊敬できる先生だったかも。
・SNSで知り合っていたら仲良くなれそう
・プリンスのことをハリーやロンは天才、ハーマイオニーは胡散臭いと、現実と逆の評価をしているのがとても興味深い
→プリンスは10代男子にモテる?男モテする?
→ハーマイオニーは「先生」というフィルターでの評価もあったのでは?

● COMMENT ●

初コメント失礼します

スネイプ先生が大好きでいつもブログを読ませてもらっています。初のコメントです。

【17章】
★スネイプ先生へ信頼について~
肖像画についてPottermore情報では(うろ覚えでざっくりですが)
・肖像画がどの程度、人と関われるかは生前の魔法力による
・肖像画は生前の口癖や仕草をまねる
・普通の肖像画は複雑な問題について深く考察できない
・校長の肖像画は生前に本人から知識などを与えられているため深い洞察力をもつことがある
ということでした。フィニアス・ナイジェラスは評判の悪い校長だったようですから、魔法力があまりなかった、もしくは自分の肖像画を十分に指導できなかった可能性があるのではないでしょうか?であれば、彼の発言には深い意味はなく、生前の「スリザリンを持ち上げるような発言」を繰り返しているだけなのかも知れません(七巻ラストの校長室のシーンでもスリザリンを押してましたし)。

【全体】
★プリンスの教科書について 
・リリーは魔法薬の天才でしたが、セブルスはそこまででもなかった
>「セブルス、君でさえ…」のところですよね?むしろスネイプが魔法薬が得意だったことを表してしるように見えるのですが…。更にスネイプが教鞭を取り始めるのは21歳のとき。任務のためではあっても学生時代にその教科が相当得意でない限りこの年齢で教授になることはないのでは?
・5年次にレビコーパスが流行っていることから5年かそれ以前から教科書への書き込みを始めたと思われます。しかしこれは6年次の教科書なのでリリーが持っているのは不自然(可能性はなくはないが、次の学年の教科書より図書館の本を読むのが普通では?)なので書き込みはスネイプがひとりで試行錯誤した結果ではないでしょうか?
・改良の結果は頭に入っているでしょうから(授業で扱ってそうですし。板書した調合法は改良版かも知れませんね)教科書のことはあまり気にしていなかったのではないでしょうか。

ものすごい長文ですね、すみません。議題が面白くてつい考えてしまいました。私の周りにはハリーポッターの話を遠慮なくできる人がいないのでとても羨ましいです。これからもブログ楽しみにしています。

初めまして!

らいさん、初めまして。
いつもブログ読んでくださって、ありがとうございます!

読書会の議題への反応ありがとうございます。
そういえば肖像画についてPottermoreに書かれていた内容についてはこの時話題に出なかったです。
半分以上の方は読んでいらっしゃると思うのですが。
自分の肖像画を十分指導できなかった、というのは大変面白いご意見だと思いました。

プリンスの教科書について
>リリーは魔法薬の天才でしたが、セブルスはそこまででもなかった
>「セブルス、君でさえ…」のところですよね?
これは発言した人の意図がそこを指しているかどうか、ちょっとわかりません。

私自身は、「セブルスはそこまででもなかった」とは考えていないですし、書き込みはセブルス一人がしたと考えています。例に挙げてくださった内容もその通りだと思います。同じ様に考える方も多くいらっしゃいました。
この会では、できるだけ各自が思いついたことを多く語っていただきたいので、結論を出すことはせず、論破することも目的ではありません。
議事録に書かれた一つ一つは、異なる発言者の異なる意見であって、私達の結論ではなく、せっかく長文でコメントいただいても、おっしゃる通りとしか言えなくて申し訳ないです。
でも、こうして議題に触発されて色々考えていただくことこそ私の狙いなので、そうやって楽しんでいただけたら嬉しいです。


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