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2017-03

戸を開ける時 - 2017.03.14 Tue

週に2回訪問している一人暮らしの90代女性のお宅へは、私が鍵を開けて入っています。その方は歩行が不安定なので、鍵を開けるために玄関まで出てきていただくことが危険だから暗証番号付きのキーボックスに鍵を入れておいてもらっているのです。
90代という高齢で一人暮らし、歩行もままならない方のお宅を鍵を開けて訪問するのは、いつも少しドキドキします。開けた先で倒れているかもしれないので。

引き戸を開けながら大きな声でまず「おはようございます!」と声をかけ、靴を脱ぎます。
その時点で「はーい」と奥から声が聞こえればホッとしますが、まあ聞こえるのは5回に1回くらい、実際は居室の引き戸を開ける前に再度声をかけた時にお返事が聞こえることが多いです。

今日も、そんな具合に玄関を開け、返事が聞こえなかったので少しドキドキしながら居室の戸の前に立ち、声をかけながら開けました。開け始めると同時に張りのある声で「はーい!」と聞こえたのでホッとしました。
と思ったのも束の間、私の一歩踏み出した足は、カーペットに沁み込んでいた液体をばっちり踏んで靴下がぐっしょり濡れてしまいました。
失禁するような方ではないので、お茶が残った湯呑でも片付けようとして部屋を出る際にこぼしてしまったのではないかとは思いましたが、戸を開けて踏み出した足をどこに下ろしても踏んでしまう位置に仕掛けられた巧妙なトラップのようで参りました。

このことは特に何も言わず、何食わぬ顔で室内に入り、塗れていない部分のカーペットを踏んで歩くうち、半分以上は吸い取ってもらいました(笑)元々カーペットに沁み込んでいた液体だし、場所を変えて戻したということで!そして残りはいつの間にか自然に乾いてしまいました。

リハビリが終わってハンコをもらって挨拶して、丁寧に頭を下げて引き戸に手をかけた時、懐かしいあの感触が蘇りました。
またしても同じ場所を踏んでしまったようです。すっかり忘れて跨がずに普通に歩いてしまったのが情けないです。最初に私が拭いてあげれば再び同じ目に遭うことはなかったんですが、滞在できる時間は限られているのでそうしなかったし、帰りもやりませんでした(笑)
せめてお知らせくらいはしてあげようと、今度こそは「ここ濡れてますよ」と声に出しました。
部屋を出ると板の間だし、後は自分の靴(仕事用)を履くしかなく、泣く泣く履いて帰ってきました。
次からはもっと慎重に一歩を踏み出そうと思います(多分忘れる)

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