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2017-05

一筋縄ではいかない - 2017.04.04 Tue

先週から新しい患者さん(一人暮らしの80代女性)を受け持ちました。
先週初めて伺った時、玄関の引き戸を開けると、ベッドに寝て半身起こした状態の患者さんと目が合い、声をかけて上がらせていただきました。
初回は色々説明事項があるので書類を見せながら説明したところ、「(訪問リハビリを)聞いてない」と言われ、リハビリを拒否されてしまいました。

そのように言われることは全く想定していないことではありませんでした。
今回のリハビリは本人の意志ではなく、以前から入っている訪問看護のスタッフやケアマネの勧めがあったようだし、骨折で入院したものの退院を切望するので「訪問でリハビリするなら」ということで帰してくれたという経緯もあったようです。
こんな風に本人の意志でなくてリハビリが開始し、歓迎されずに辛い目に遭うのは時々あることでした。

とはいえ、周りが強く勧めるだけあって機能の低下は著しいですから、寝たきりにならないようリハビリは必要で、その説明をしました。
すると「リハビリが必要なのはわかるのよ。お金が払えないだけ」と言います。
お金がいくらかかるか、という説明は初回に必ずするので、そこに引っかかってしまったようです。
そんなやり取りをしている時にケアマネが来て、お金の問題について説明するのですが、やっぱり聞き入れられず、「では来週また来ますから、その時はリハビリやってくださいね」と言って帰りました。

今日は、その方のお宅への二度目の訪問でした。
先週と同じように室内に入ると、今度はもう初回の堅苦しい話やお金の話はしないで、毎週来ているかのように振舞いました。
すると、色々な指示に従って動いてくれました。先週頑なに拒否したことをすっかり忘れていらっしゃるようでした。

この機会を逃さず、すぐにベッド上での運動を開始、続けて起き上がったり立ち上がったりの練習をしましたが、やっているうちに室内に入った時から感じている強烈な尿臭が、ご本人から来ていることに気づきました。背中やお尻がびしょ濡れで、「お茶でもこぼしましたか?」と聞いたものの、これは絶対お茶じゃないという確信がありました。
「着替えましょう」と誘うとこれも拒否なく受け入れられました。気持ち悪かったんだと思います。本当にびしょびしょでベッドまで沁み込んでましたから。
手伝って全て脱がし、洗濯済みの衣類に着替えました。
リハビリパンツを穿いていらっしゃいましたが、吸収できる時期はとうに過ぎ、吸収できなかった尿が服やベッドに沁み込んだに違いないと思いました。
脱いだり着たり穿いたりの動作は立ったり座ったりを繰り返すのでまあ良いリハビリにはなったかもしれませんが、久しぶりに大変でした。脱がせた服を足元にポイポイ置いたせいで踏んでしまって靴下がびしょびしょ>< そのまま脱いで、次のお宅に行く前に一度戻って新しい靴下を履いたりして、だいぶ時間オーバーしました。(先週は替えの靴下持っていたのに今週は忘れてしまった)

いや~、先週苦労したと思ったら、今週はまた違った意味で苦労しました。
来週もきっと今までのこと忘れられていて、場合によっては拒否されるかもしれないし、そうでなくてもすんなり事が運びそうにはとても思えません。久し振りに先が読めない症例に頭を悩ませています。

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